黒うさぎルルたんの日記
黒うさぎ・ルルーシュの生活記録です。
時々小説形式もあったりします。
禁・無断転載/引用。禁・サ○ライズでお願いします。
コメント頂けるとすごくうれしいです♪
2007
何かしてあげたいのは、二人とも同じなのです。
どうしてこうも、ルルーシュは爆弾発言が多いのだろう?
「…いろいろって…、ちなみに…君は、何をするつもりなの?」
「それは…俺の口からいわせたいのか? それって、言葉攻めっていうんじゃないのか?」
「いや、その…」
インターネットを使わせるのは、いささか問題だろうか?
彼の情報源は、全てインターネットからきているのだ。
「読まれるとプライバシーがなくてやだ!」といって、アドレスは教えてくれないのだが、どうやらブログなんかもやっているらしい。
ルルーシュの記憶力は、並じゃないので、よく遊びにいくサイトなどは全て記憶しているらしく、ブックマークを作っていない。
履歴も全部消してしまうという周到ぶりで、ルルーシュいわく「プライバシー」をのぞくことは不可能なのだ。
「…一応、きくけど…君のその知識って、誰に教えてもらってるの?」
「そんなの教えない! 多少ミステリアスなほうが男女の関係は刺激的なんだ!
…俺の場合、いつもは男だけど」
それをいうなら、妖精というだけで、十分ミステリアスだと思うのだが…。
思わず考え込んでいると、その沈黙に腹がたったらしく、ルルーシュは唇を尖らせた。
「…スザクは、俺にいろいろしてほしくないの…?」
スザクは慌てた。
「そ、そういうわけじゃないよ! そりゃあ…さ、そんなこといわれたら、ちょっとどきどきしちゃうけど…エッチばっかりっていうのも、どうかな…と思って。それに、…女の子の体でエッチなんてしちゃっていいの…?」
「スザク以外とはしないもん。問題ない」
そういう問題とはちょっと違うのだが…。
「…女の子としてするの、初めてだから、痛いと思うよ?」
「……そうなのか?」
きょとんとした顔で、ルルーシュが訊ねた。
やっぱり分かってないし。
「そうだよ。痛いのいやだろう?」
「嫌だけど…スザクに触ってもらえないほうがもっとやだ」
なんともまあ…。
とんでもないくどき文句をさらっと口にする。
本当のところ、触りたくないわけでも、したくないわけでもない。
実は、したくてうずうずしている。
だが。
(…なんかさ、それだと僕がオオカミみたいっていうか…ルルーシュの体だけが目当てって気がするし…)
もちろん、セックスはしたい。
ルルーシュ限定で。
だけど、セックス抜きだって、ルルーシュとは一緒にいたい。
妖精の常識では、誕生日を迎えた方が相手に尽くすのかもしれないが、こちらの常識では逆だ。
ルルーシュがスザクに何かしてあげたいと思ってくれているように、スザクも何かしてあげたい。
どうしようか、と考えた挙げ句、スザクはとあることを思い付く。
「じゃあさ、ルルーシュ、今日一日僕とデートして」
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