黒うさぎルルたんの日記
黒うさぎ・ルルーシュの生活記録です。
時々小説形式もあったりします。
禁・無断転載/引用。禁・サ○ライズでお願いします。
コメント頂けるとすごくうれしいです♪
2010
ひと月ぶりの更新です…。
盛大にすれ違ってる二人です。
盛大にすれ違ってる二人です。
赤いマントということは、つまり。
「赤ずきん」!
赤いマントに、人参。
ゲーム的な言い方をすれば、「赤ずきんフラグ」といったところだろう。
赤ずきんは最終的に助けられたけれど…。
(お、…俺の場合、スザクが俺を食べるっていったら、誰が助けるんだろう…?)
人間界で一番頼れる存在はスザクだ。
そのスザクが乱心して、ルルーシュを食べたい、などといったとして、それを止める人間はいるだろうか。
思いつくのは、シュナイゼルかジノあたりだが…。
(でも、スザクにはかなわない! だって、スザクは強いし…男前だし…。それから…)
食べられるかもしれない恐怖に怯えながらも、ルルーシュは心の中で、のろけ始めた。のろける相手は自分自身という大変おかしな事態だが、本人はいたって本気。全く気にならなかったりする。
人間、誰しも短所はある。もちろん、スザクにだって。
でも、それは大きな問題ではない。
少しばかり思い込みが激しいなあと思うこともあるし、俺様なところもあるけれど。
(でも…思い込みが激しいのは、俺のこと考えてくれてるからだし…。俺様なのは…もうちょっとなんとかして欲しいけど、亭主関白は文化だし…)
ルルーシュの中では、「亭主関白」は日本の文化だ。
知識を得る場所は常にインターネット。それも、かなり偏った場所をさまよっているため、
どうしてもおかしなことになる。
思い込みが激しいのは、ルルーシュもスザクと並び同様である。
色々考えていたら、食べられることの恐怖なんてすっかり消えてしまった。
それどころか食べられてもいいような気さえしてくる。
だって、ルルーシュはスザクのことが大好きなのだ。
愛しているのだ。
食べられるということは、別の意味で一緒にいられるようになる、ということだ。
彼の血肉となって…。
「ルルーシュ、どうしたんだい?」
「…スザク…」
ロイドと喧嘩していたはずのスザクが、とことことこちらにやってきた。
その手には、なぜかみたらし団子をのせたお皿がある。
スザクは少しばかり申し分けなさそうに、
「…ルル、…ごめん。ロイドさんはああいうけど、もしもの場合を考えて、君は桜餅は食べない方が
いいと思うんだ。万が一、…桜の葉っぱに反応したら大変だし。だから、今日のおやつは、みたらし団子で我慢してくれるかい?」
桜餅とは別に、みたらし団子も購入していたらしい。
残念ながら、こちらは限定品ではないらしいが、なかなかにうまそうだ。
でも。
(…おやつを持ってくるってことは…太らせて、おいしくさせようってことかな…?)
いよいよ、食べられてしまうのだろうか。
それも愛の形。
彼の愛を潔く受け止めよう、とルルーシュは思った。
「ありがとう。スザク。…でも、みたらし団子だけで太れるかどうかちょっと自信ないな…。
ふわふわの食感にはほど遠いかもしれないけど…。それでも、よかったら…」
「…ん? 太る? 確かに、ルルはもう少し肉をつけた方がいいけど…。ところで、ふわふわの食感って…?
ええと、…お団子よりも、ムースとかのがよかったかな?」
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