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黒うさぎルルたんの日記

黒うさぎ・ルルーシュの生活記録です。 時々小説形式もあったりします。 禁・無断転載/引用。禁・サ○ライズでお願いします。 コメント頂けるとすごくうれしいです♪

   2024

0426
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   2010

0309
ひと月ぶりの更新です…。

盛大にすれ違ってる二人です。




赤いマントということは、つまり。
「赤ずきん」!
赤いマントに、人参。
ゲーム的な言い方をすれば、「赤ずきんフラグ」といったところだろう。
赤ずきんは最終的に助けられたけれど…。

(お、…俺の場合、スザクが俺を食べるっていったら、誰が助けるんだろう…?)

人間界で一番頼れる存在はスザクだ。
そのスザクが乱心して、ルルーシュを食べたい、などといったとして、それを止める人間はいるだろうか。
思いつくのは、シュナイゼルかジノあたりだが…。

(でも、スザクにはかなわない! だって、スザクは強いし…男前だし…。それから…)

食べられるかもしれない恐怖に怯えながらも、ルルーシュは心の中で、のろけ始めた。のろける相手は自分自身という大変おかしな事態だが、本人はいたって本気。全く気にならなかったりする。

人間、誰しも短所はある。もちろん、スザクにだって。
でも、それは大きな問題ではない。
少しばかり思い込みが激しいなあと思うこともあるし、俺様なところもあるけれど。

(でも…思い込みが激しいのは、俺のこと考えてくれてるからだし…。俺様なのは…もうちょっとなんとかして欲しいけど、亭主関白は文化だし…)

ルルーシュの中では、「亭主関白」は日本の文化だ。
知識を得る場所は常にインターネット。それも、かなり偏った場所をさまよっているため、
どうしてもおかしなことになる。
思い込みが激しいのは、ルルーシュもスザクと並び同様である。
色々考えていたら、食べられることの恐怖なんてすっかり消えてしまった。
それどころか食べられてもいいような気さえしてくる。
だって、ルルーシュはスザクのことが大好きなのだ。
愛しているのだ。
食べられるということは、別の意味で一緒にいられるようになる、ということだ。
彼の血肉となって…。

「ルルーシュ、どうしたんだい?」
「…スザク…」

ロイドと喧嘩していたはずのスザクが、とことことこちらにやってきた。
その手には、なぜかみたらし団子をのせたお皿がある。
スザクは少しばかり申し分けなさそうに、

「…ルル、…ごめん。ロイドさんはああいうけど、もしもの場合を考えて、君は桜餅は食べない方が
いいと思うんだ。万が一、…桜の葉っぱに反応したら大変だし。だから、今日のおやつは、みたらし団子で我慢してくれるかい?」

桜餅とは別に、みたらし団子も購入していたらしい。
残念ながら、こちらは限定品ではないらしいが、なかなかにうまそうだ。
でも。

(…おやつを持ってくるってことは…太らせて、おいしくさせようってことかな…?)

いよいよ、食べられてしまうのだろうか。
それも愛の形。
彼の愛を潔く受け止めよう、とルルーシュは思った。

「ありがとう。スザク。…でも、みたらし団子だけで太れるかどうかちょっと自信ないな…。
ふわふわの食感にはほど遠いかもしれないけど…。それでも、よかったら…」
「…ん? 太る? 確かに、ルルはもう少し肉をつけた方がいいけど…。ところで、ふわふわの食感って…?
ええと、…お団子よりも、ムースとかのがよかったかな?」
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プロフィール
HN:
ルルーシュ@森田望愛
性別:
非公開
自己紹介:
ルルーシュやスザクになりきって、好き勝手書いてます。
個人の妄想による産物なので、その点ご了承下さいね。
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