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黒うさぎルルたんの日記

黒うさぎ・ルルーシュの生活記録です。 時々小説形式もあったりします。 禁・無断転載/引用。禁・サ○ライズでお願いします。 コメント頂けるとすごくうれしいです♪

   2024

0502
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   2009

0716
まだまだまったり。




「シュナイゼル様って、いつ戻ってこられるんだっけ?」
切り返し早く、スザクが訊いてきた。
今回のことをシュナイゼルに訊いてみた方がいいというのだ。
「兄上なら、明日には。…でも、兄上に分かるかなあ…」
「年の功で、何か知ってるかも」
「う〜ん…」
どうかなあとルルーシュは思った。
シュナイゼルは頭はいいのだが、興味のないことは一切覚えないタイプだ。
ああみえてジャンクフードも大好きだし、好き嫌いは多いしで、健康的なことには一切興味のない男なのだ。
「まあ、訊くだけはただだよな」
「そうだよ!」
シュナイゼルは分からなくても、彼の伝手で、情報を得ることができるかもしれない。
そばにはジノもいるし…。
(あ、…でも、ジノは俺より若いから、年の功はないな…)
それを考えたら、シュナイゼルよりさらに駄目そうだ。
「とりあえず、起きようか? 今日は非番だし、ごはん、作ってあげるよ」
「え、今日の当番は俺…」
日々の食事は、一応当番制だ。
といっても、ほとんど、ルルーシュが作ることが多い。
「いいよ、今日は僕が作るよ。君は身体が万全じゃないんだから」
「…べ、別に、病気ってわけじゃない…と思うし」
スザクの料理はいわゆる男の料理だ。
食べられないわけではないが、繊細さというものに欠ける。
普段、仕事している時は、どうしても簡単なメニューになってしまうので、
非番の時くらいは、栄養バランスのいいものにしたい。
「…ちなみに、何を作ろうと?」
一応訊いてみた。
スザクは、「そうだなあ…」といって、冷蔵庫をチェックする。
食材はそれなりにそろっているはずだ。
「…肉焼きそばかな?」
「あ!?」
朝から焼きそば!?
「…え、…もしかして、やだった?」
「い、いやっていうか…もうちょっと、栄養のバランスを…! あ、焼きそばには野菜をたっぷり入れるつもりなん…」
「いや? キャベツだけだけど? あ、…でも、肉やきそばっていったら、肉だけでいいのか…」
「ばかっ…! そんなわけないだろう!? 麺と肉だけなんて、栄養がかたよりまくりじゃないか。最低でもキャベツはいれないと! あと、できれば、もやしとか人参とか…」
ルルーシュも冷蔵庫をチェックしようとした。
が、扉が重くて開かない。ちょいちょいと手招きし、スザクにドアをおさえておくようにと頼む。
「…ほら、野菜いっぱい買ってあるじゃん」
「いつもありがとう、ルルーシュ」
買い出しはルルーシュがした。
とにかく野菜は基本だからといつも大量に買い込んでいる。
二人にしては多い量に思えるが、スザクはよく食べるし、温野菜や煮物にすれば、以外と消費できるものだ。
「…べ、別に…このくらい、…と、当然のことだし」
あらためて礼を言われることではない。
伴侶の健康を考えれば、そのくらいは当然のこと。
スザクは、にこにこしながら、ひょいとルルーシュを抱き上げた。
予告もなし、高い場所に連れられて、ルルーシュは「ひゃあ!?」と悲鳴をあげた。
普通の大きさならば、当たり前の高さなのに、身体が小さいせいでひどく高所に思えたのだ。
「な、何…いきなり…」
「ね、料理、一緒に作ろうか?」
「…一緒に?」
「うん、ほら、僕が一人で料理すると、栄養バランスとか考えないだろう? だから、君がチェックしてよ」
ルルーシュは目を見張った。
「スザクにしては、いいこと言う…」
「ん? それって、悪口?」
スザクは「こら」とルルーシュの鼻を軽くつまむ。
「わ、悪口ってわけじゃないけど…。で、…俺はどこに座ればいい? 高い場所だと見えないんだが…」
チェックするのはいいが、スザクの足下にいては、何をしているのか分からない。
どこかに椅子を用意してもらえるのだろうか。
だが。
「座らなくていいよ。おんぶしてあげるから」
「は?」
ルルーシュは耳を疑った。
「おんぶ。抱っこ紐使えば、僕が両手使ってても落ちないよね?」
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プロフィール
HN:
ルルーシュ@森田望愛
性別:
非公開
自己紹介:
ルルーシュやスザクになりきって、好き勝手書いてます。
個人の妄想による産物なので、その点ご了承下さいね。
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