黒うさぎルルたんの日記
黒うさぎ・ルルーシュの生活記録です。
時々小説形式もあったりします。
禁・無断転載/引用。禁・サ○ライズでお願いします。
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2007
ひさびさスザクの登場。
ちょっと短めです。
ちょっと短めです。
さて、ルルーシュたちがスザク救出のために尽力していた頃、スザクはとある場所で目をさました。
(…あれ、…ここ?)
おかしいな。
一体、何があったんだろう?
どう見ても、自分の部屋ではないことは分かるのだが…気のせいか、すごく見覚えがある場所なのだ。
何回かきたことがあるような…気がする。
それも、ロイド絡みか何かで。
「…いたた、…あれ?」
腕が…固定されている?
スザクは椅子に座らされているのだが、腕は後ろでひもかなにかで縛られているようだった。
眠っているスザクが風邪をひかないように、という配慮なのだろうか。
体の上には、無造作に毛布がかけられており…かなり重い。
(いくら何でもかけすぎだろう…。何枚かけてるんだろう??)
試しにえい、っと引っ張ってみたら、ぷつん、と音がして、縄が切れた。
そこまでバカ力だったんだろうか、と自分を尊敬しそうになるが、腕を固定していた紐は、紙をよったこよりのようなものだった。
ちょっとがっかりする。
日頃の鍛錬の成果が出ていると思ったのだが。
この程度なら、余裕で切れるのは当たり前だ。
「…試しに、今度縄でやってみようかな」
日々の鍛錬の成果はそろそろ出てもいいはず。
今度、セシルあたりに縛ってもらって、試してみようか。
そんなことを考えていると、「にゃ!?」という声が後ろから聞こえてきた。
どうやら、スザクの後ろにドアがあるらしい。
振り返ろうとすると、「だめにゃ!」と叫ばれた。
だめにゃ???
何となく、親近感を感じる…。
この感覚はどこかで…。
だが、それを確かめる間もなく、相手はものすごい音をたてて、そのままドアを閉めてしまった。
反射神経がよすぎるのも困りものだ。
つい、「駄目にゃ」に反応してしまったのだから…。
がちゃがちゃと施錠する音が聞こえる。
ぱたぱたと逃げていく足音。
相手は、これでスザクを閉じ込めた気なのだろうか。
(甘いよなあ…)
いったい、何年、軍にいると思っているんだ?
まあ、14の時からだから、3年程度だけれど、3年の軍経験をつんだ自分と、そのへんの人間を一緒にしてもらっては困る。
こう見えて、スパイ活動の訓練も受けているので(大きな声ではいえないが)、鍵の一つや二つ、あけるのなんて、朝飯前だ。
「でも…僕がこんな目にあってるってことは…」
夕べ、ルルーシュとさんざん仲良くした後に、同じベッドで眠りについたのを覚えている。
それが、こんな場所にいる、ということは…なぜか?
また、ルルーシュの行方は?
「うかつには動けないな…」
情報収集が必要だ。
ルルーシュにもしものことがあったら、それこそ、自分をのろいたくなってしまうから。
まずは、うちひしがれている様子を見せて、相手を油断させるのが…作戦としては適当かもしれない。
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