黒うさぎルルたんの日記
黒うさぎ・ルルーシュの生活記録です。
時々小説形式もあったりします。
禁・無断転載/引用。禁・サ○ライズでお願いします。
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2007
いちゃいちゃ、な感じ。
恐い、という感覚はあまりなかった。
まず音にびっくりして。気付いた時には、ドレスの前身ごろがやぶられて、白い胸があらわにされていた。
やぶられたのは、前身ごろだけではない。
スカート部分もやぶられてしまった。
「…す、スザクってば、何するんだよっ…。き、着替えがっ…」
ほんの一瞬呆然として、だが、すぐに立ち直り、ルルーシュはきゃんきゃんと文句をいった。
着替えを持たずにきてしまったのに。
どうやってこの部屋から出ればいいのだろう。
だが、ルルーシュの怒りに動じた様子もなく、スザクは耳元で低くささやく。
「でも、こうしないと、君のここ、かわいがってあがられなかった」
「…あっ…」
言葉でけでなく、いたずらをすることも忘れない。
スザクは、ちょんと指で胸の突起をはじいた。
じわりと広がる、甘い痺れ。
すぐに離れようとする指を捕まえて、再び胸に触れさせる。
「なに、ルルーシュ?」
わざと訊いてくる。本当にスザクはこういう時意地が悪い。
唇をつんと尖らせて、ふんと顔を背けると、くすくす笑いながら、スザクは肩先からもドレスをずらし、そこにちゅっと唇を落とした。
「本当にかわいいな、ルルーシュは。あんまりかわいいから、ついいじめちゃうんだよ」
「…かわいいから…?」
それって、おかしくない?
だって、ルルーシュはナナリーやユフィのことかわいくて仕方ないけれど、いじめたいとは思わない。
そう告げると、スザクがこつんと額をあわせた。
「そりゃ、当然でしょ。すきの種類が違うもの」
「…種類?」
ルルーシュは首を傾げる。スザクの大きな手のひらがほおをなでた。
「違うだろう? だって、俺がこんなエッチなことしたいのは、ルルーシュだけだもの。ルルーシュだって、そうだろう?」
「あ、あたりまえだ!」
こんなこと、スザク以外になんて許すはずがない。
意地悪な発言も行為も、スザクでなかったらとっくの昔に殴り倒している。
でも。
「…でも、俺…いじめられるより優しくかわいがられる方がすき」
スザクはすぐにじらす。
ルルーシュにエッチな言葉をたくさんいわせて、ようやく欲しいものをくれたり。
少しくらいならいいけど、あまりにじらされるのはいやだ。
優しくキスされて、頭をなでられて、抱きしめられるほうがいい。
そう訴えると、スザクが「本当に?」と意味深な口調で訊ねた。
「…でも、俺がいじわるなこというと、ルルーシュの可愛いおーーーん、いやらしい涙をいっぱいこぼすのにな」
「…ば、ばかっ」
ぽかぽかと胸をたたく。
よく鍛えられた筋肉質の胸は、少しくらいたたいても、びくともしない。
同じ男なのにーいや、スザクはただの人間だけど、自分は妖精の国の皇子なのにーどうしてこんなに違いがあるんだろう。
「いじわるばかりいってると、…スザクとはもうエッチなことしないんだから!」
一番の脅し文句。
だが、ひそかにどきどきする。
そんなふうにいってはみても、本当はルルーシュはスザクとエッチなことをするのが大好きだからだ。
「じゃあ、いいよ」なんていわれたらどうしよう、と思う時もあるけれど、もはやそれは二人の間の言葉遊びのようなものでもあった。
わざとらしく、「それは困るな」とスザクは眉をひそめる。
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