黒うさぎルルたんの日記
黒うさぎ・ルルーシュの生活記録です。
時々小説形式もあったりします。
禁・無断転載/引用。禁・サ○ライズでお願いします。
コメント頂けるとすごくうれしいです♪
2007
相手のとんでもない要求とは。
「…っ…、兄様っ! 兄様だろう!? スザクをどこにやったんだよ!」
まず最初に、ルルーシュは、兄・シュナイゼルの元に電話をかけた。
当然、兄の仕業だと思ったのだ。
ルルーシュに気付くことなく、スザクを連れ出すなど、シュナイゼル以外にできるはずがない。
なにしろ、スザクは何十人がかかってきたって、倒してしまうくらい腕っぷしが強いのだ。
抵抗できなかったとすれば、魔法以外に考えられない。
「ルルーシュ殿下! シュナイゼル殿下は、枢木スザクが…」
「やっぱり、兄様なのかっ! おいっ、お前っ…兄様はどこに…」
30回ほどのコールの後にようやく出たのは、兄ではなく、ジェレミアだった。
半ハムスターのままだから、電話に出るのも一苦労だったのだろう。
早く出せ、と迫るルルーシュに、ジェレミアは慌てた様子でちゅーちゅーと叫んだ。
「ち、違うのでありますっ! シュナイゼル殿下の元に、連絡が入ったのであります。枢木スザクは預かった。いう通りにしなければ、やつの命はない、と。だから、殿下は…」
ちゅーちゅーいいながらも、ジェレミアの説明はまとまっており、ルルーシュはすぐに内容を把握した。
つまり、シュナイゼルの元にも、何者かから、スザクを誘拐したという連絡が入っていたのだ。
そして、シュナイゼルは、スザクのことは気に食わないまでも、かわいい弟の伴侶だからと、スザク救出のために尽力している、という話だった。
信じていいものか、と一瞬迷ったが、大丈夫だろうと思い直した。
ジェレミアは、そんな嘘をつくような男ではないだろう。
全てそうとは言い切れないが、人間界におりてきた時に、小動物に変化する妖精に、悪はいないのだ。
それは、決して感覚でものをいっているわけではなく、腹黒さやずる賢さといったものが、見た目に表現されるからだ。
つまり、超小動物のジェレミアとヴィレッタは、そういった意味での腹黒さはないということだ。
シュナイゼルの場合は微妙だ。オオカミだけに…。
(でも…兄さまは、昔から俺には嘘はつかなかった…)
シュナイゼルは、家族にはとことん甘い。
それも、弟妹たちには特に。
父にたいしては、結構手厳しいのだが、弟妹たちには、こちらがうざがるほどにべったり、甘く接してくる男だ。
「…話はわかった。それで、…兄さまは、今どこに…?」
「ヨコハマ中華街です。ふかひれを買ってこい、というのが、相手の要求でしたから」
「…ふかひれ…?」
なんでそんなものが…。
とりあえずは一旦、電話を切り、ルルーシュは考えた。
確かに、ふかひれは高級食材だ。
軍の食堂でも、マツタケごはん定食に続き、フカヒレセットは大人気の限定メニューだと聞く。
だが…誘拐といったら、身代金が当たり前なのに、フカヒレを要求してくるなんて…。
「…裏で密売する、とか…?」
だが、そんなことの前に、なぜスザクが狙われるのだろうか。
シュナイゼルをゆする気だったら、本来なら、ルルーシュを誘拐するのが一番効果的な方法なのに。
「…俺にも、何かをさせたかったから…? って、あれ? 俺への要求って、何だっけ!?」
ふと思い出し、ルルーシュは慌てた。
そうだった。
要求を聞く前に、相手が完全にシュナイゼルだと決めつけて、電話をきってしまったのだ!
なんだかんだいって、気が動転していんだろう。
(ど、どうしよう!?)
要求をのまないと、スザクが!
だが、その肝心な要求が分からないとは!
その時だった。
再び、電話がなった。
あわてて受話器をとると、『ああ、やっと出た』と、例の誘拐犯がいらいらしながら告げた。
『要求をいう前に、きるな。いいか。これからいうことをちゃんと遂行しないと、枢木スザクの命はないから…にゃ』
語尾が変なのが一瞬きにかかったが、そんなことはいっていられない。
もったいぶらずに要求をいえ、とつめよると、相手は「玄関の外にスーツケースに入った現金がおいてある。ギンザのとある店にいき、その金で買い物をしてこい」とだけ早口で告げた。
「買い物をした後は…!? おい、スザクは無事なんだろうな!?」
『当たり前だ。切り札を殺すはずがにゃい。枢木スザクは無事だ』
とにかく早く行動しろ、と相手はいいたいことだけ言って、電話をきってしまった。
またも、手がかりはたたれてしまったのだ。
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怒涛の展開!!
なんだか凄い事になってきましたね!!
もうドキドキです!!!!
うーーん、名探偵ここなの推理(という名の呟き)では………
犯人は、皇帝、クロヴィス、コーネリアのいずれかとみた!!!!
特に、皇帝とコーネリアが怪しい!!!
これは、きっと、彼等のうちの誰かによる、ルルたん甘やかし計画!!
結婚して、スザクの少ない給料でひもじい思いをしている(と思いこんでいる)ルルたんの為の計画………!!!
なーーーんちゃって(笑)
次回が気になりますーーーー(>_<)
もうドキドキです!!!!
うーーん、名探偵ここなの推理(という名の呟き)では………
犯人は、皇帝、クロヴィス、コーネリアのいずれかとみた!!!!
特に、皇帝とコーネリアが怪しい!!!
これは、きっと、彼等のうちの誰かによる、ルルたん甘やかし計画!!
結婚して、スザクの少ない給料でひもじい思いをしている(と思いこんでいる)ルルたんの為の計画………!!!
なーーーんちゃって(笑)
次回が気になりますーーーー(>_<)
‘にゃ’…!?
誘拐犯人はシュナ兄様じゃなかった~!!
誘拐犯…語尾に…‘にゃ’!!
ごまかそうとしても‘にゃ’言ってます~(・◇・)
わぁ~明らかに…皇族の方っぽい…誘拐犯が誰なのか…ドキドキします~o(≧∀≦)o
誘拐犯…語尾に…‘にゃ’!!
ごまかそうとしても‘にゃ’言ってます~(・◇・)
わぁ~明らかに…皇族の方っぽい…誘拐犯が誰なのか…ドキドキします~o(≧∀≦)o
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