黒うさぎルルたんの日記
黒うさぎ・ルルーシュの生活記録です。
時々小説形式もあったりします。
禁・無断転載/引用。禁・サ○ライズでお願いします。
コメント頂けるとすごくうれしいです♪
2007
つい悪事を思い付いてしまうスザク(笑)
「やるなら僕でやりなよ! ロイドさんなんて脱がすことないじゃないか」
そうだ。
ただ、脱がしたいだけなら、スザクで試せばいいじゃないか。
こちらはいつだって準備OKなのだ。
ルルーシュさえよければ、別室に下がってもいい。
もちろん、「脱がしたい」というのは、そういう意味ではないのだろうけれど…。
案の定、引き止められて、ルルーシュはつんと唇を尖らせた。
「スザクの服じゃ、つまんない! だって、あのくるくる〜っていうのをやってみたいんだ! セーラー服じゃ、できないじゃん」
引き止めていた隙に、ルルーシュのいうところの「くるくる〜」は終わってしまったようだ。
乱れた着物姿のロイドが、ミレイの胸元にすがって、よよよと泣いていた。
どうやら、やっているうちに、自分ものってきたらしい。
その様子を、シュナイゼルが楽しそうに眺めている。
シュナイゼルの直属の騎士団だというグラストンナイツも仮装に加わっており、芸者さんの扮装で、シュナイゼルをもてなしていた。
貫禄十分だ。
「…くるくる〜終わっちゃった。気分出ないけど、シュナイゼル兄さまで試して…」
あきらめきれないらしく、ルルーシュはそうつぶやき、スザクの顔色を伺った。
上目遣いにちらりと見てみたりして、そうやって甘えれば、スザクが許してくれるだろう、という計算がちらちら見える。
絶対駄目、と頑として譲らずにいると、「…スザクのいじわる」とルルーシュがぷいっと顔を背けた。
(全く…へんなとこ、子供っぽいんだから)
あのシーンを「くるくる〜」と表現してみたり、やってみたいとだだをこねてみたり。
それほど楽しいものとは思えないのだが。
(…僕で試す、か)
いいことを思い付いた。
スザクは、そっぽをむいたままのルルーシュを抱き寄せ、その耳元でいった。
「セーラー服でも楽しめるよ、ルル。電車でチカンごっこができるじゃないか」
「え!? お、お前、なに…」
もちろん、チカンされるのは、スザクだ。
ルルーシュの白い手をとると、スカートの中へと誘い込む。
足下がすーすーするし、個人的にはかなり不評だったのだが、これは都合がいい。
あらぬ場所に触れさせると、ルルーシュが「わわっ」と驚きの声をあげた。
「ば、ばかっ…。こんなところで…。さっきのキスといい…」
「さっきだって、誰も見てなかっただろう? 今回だって見てないよ。ねえ、あのカーテンの裏にいっちゃえば見えないって。…僕のこといいようにできるなんて、そうないよ? 興味ないかい?」
「う…そ、それは…」
もちろん、触られるからには、こっちだって触り返すつもりだが、それは黙っておく。
さすがに最後までしようとは思わないが、ちょっといいことはできるかもしれない。
想像すると、胸が高鳴った。
「で、でも…、本当に、見えない、かな」
「見えない、見えない」
かなり、興味ありそうだ。
あと、一押し!
だが、天はスザクの悪事(?)を許してはくれなかった。
「…痛っ…!」
太腿に、ちくんと針がささるような感触があった。
足下には、小さな矢が落ちている。
かわいらしい、猫耳のウィリアム・テルが、むっとした顔で告げた。
「お兄様にいいかげんなこと教えないでくださいにゃ!」
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