黒うさぎルルたんの日記
黒うさぎ・ルルーシュの生活記録です。
時々小説形式もあったりします。
禁・無断転載/引用。禁・サ○ライズでお願いします。
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2007
さらに衝撃的な事実発覚??
(い、妹だからって…あんな好き放題して…!)
スザクはぎりぎりと歯噛みする。
こんなことなら、遠慮せずにとっととキスしておくんだった。
自分でも気持ち悪いくらいに、てかてかにグロスを塗りたくられたから、ルルーシュはきっといやに感じるだろう、という心遣いだったのだが。
スザクだって、ルルーシュにキスしたい。
眠っているところを拉致されたので、今日はおはようのキスだってかわしていないのだ。
それなのに、あの半チワワ娘の方が、先にキスするなんて許せない!
小動物大好き、かわいいもの大好きなスザクだが、ルルーシュが間に入れば話は別である。
もはや、仏の心は消え失せ、その顔は、般若のごとき形相だ。
(くやしい、くやしい!)
ああ、もう!
どうして、気付かなかったんだろう?
自分はあれほど気配に敏感なはずなのに。さらわれたことなど全く気付かずに、目が覚めてみたら、この屋敷にいた。
まだまだ、鍛錬が足りないということなんだろうか。
「…ねえ、スザクくん」
「なんですかっ!?」
町娘装束が全く似合わないロイドが、ちょいちょいとスカートの裾を引っ張った。
自分だからいいが、これを本当の女子高生にやったら、セクハラではすまないだろう。
くわっと詰め寄られて、ロイドがひっと悲鳴をあげた。
それほど、スザクの顔は恐かったのだ。
「…そ、その…君はさ、なんで気付かなかったの? その、誘拐されたことにさ。君が誘拐されなければ、僕たちもこんな格好させられずにすんだはずなんだけど…」
「犯人は、ロイドさんの婚約者ですよね!?」
責めるような口調で訊かれたので、こちらも強く返してやることにした。
あの悪魔。
ミレイ・アッシュフォードは、ロイドの婚約者なのだ。
スザクだって、こんな格好したくなかった。
だけど、ミレイに、ルルーシュの全裸の写真をネットで流すとおどされたから、仕方なく…。
「僕は、気付いたらここにつれてこられてたんですよ! なんでかなんて分かるわけないじゃないですかっ! 今朝は、ルルーシュにおはようのキスだってしてないし! その他諸々のことだってっ!」
頭に血がのぼり、スザクは何を口走っているのか分からなくなる。
シュナイゼルがいやそうな顔をしながら、ロイドの質問に答えた。
「…それは多分、ナナリーとユフィ二人のあわせ技のせいだろうね。あの子たちは、二人あわさると、眠りの魔法が使えるんだよ。…本当は、あの子たちはまだ子供だし、人間界ではたいした力はないのだけれど…ミレイは人間と妖精のくウォーターだから…」
クウォーター!?
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