黒うさぎルルたんの日記
黒うさぎ・ルルーシュの生活記録です。
時々小説形式もあったりします。
禁・無断転載/引用。禁・サ○ライズでお願いします。
コメント頂けるとすごくうれしいです♪
2007
シュナさまが情けなくてすみません(汗)
ルルーシュたち一行は、ついに軽井沢にやってきた。
駅につくと、なんと、犯人から迎えの車がよこされていた。
なんという用意周到さだろうか。
だが、ルルーシュは恐れることなく、一番に車に乗り込む。
スザクの元につれていってくれるなら、犯人だろうが、何だろうが関係ない。
シュナイゼルとロイドは、ちょっとびびっていたので、叱り飛ばした。
ここまできて、時間を無駄にしたくはない。
セシルは、さすがに度胸が座っていて、ルルーシュにすぐに従ってくれた。
犯人とスザクの待つ場所までは、車で40分ほどかかった。
つれていかれたのは、古びた洋館だった。
(…大きい)
洋館というよりは、屋敷といった方が正しいだろう。
それこそ、一時代前の貴族が別荘に使っていたような、そんな感じではないだろうか。
一応、ルルーシュも、妖精の国では皇子なわけで、すんでいたアリエスの離宮もそれなりの大きさはあった。
もちろん、あの離宮ほどの大きさはないが、こちらの世界ではかなりのものだと思う。
特に、日本は、住宅事情が厳しく、よほどの年収がない限り、相当狭い家にしかすめないと、ものの本で読んだことがある。
実際、スザクが借りているアパートだって、かなり狭い。
まあ、その狭さがかえって、よかったりもするのだが…。
「では、どうぞ。皆様、こちらにお越し下さい」
ドライバーは、顔が分からないように仮面をつけている。
表情も伺えなければ、声もかえているらしく、性別もはっきりとは分からない。
「…ルルーシュ、本当にいくのかい? ちょっとあやしすぎやしないかね?」
「そうですよお…。うかつなことはしないほうがいいんじゃないですかねえ?」
さすがに、契約をかわしただけのことはあり、ロイドとシュナイゼルは息がぴったりだった。
この期におよんでまでびびるとは!
(それにしても、兄さまがこんなに恐がりだったなんて!)
かなりマイナスポイントだ。
一応は、それなりの尊敬を払ってはいたというのに。
シュナイゼルは、クロヴィスよりもましかと思っていたのだが(一応付け加えておくが、クロヴィスの芸術的才能は認めている。だが、男らしさという点はあまり認められない)、もしかしたら、シュナイゼルはクロヴィス以上の恐がりなのではないだろうか??
(…結局、コーネリア姉様が一番ってことなのか)
ルルーシュの家族は、どうも女が強い。
母を始め、コーネリア、ユフィ、そして、あの穏やかなナナリーでさえ、いざという時は、かなり強かったりする。
「…お二人はこないなら、別にかまいませんよ。でも、こういう場合、別れて行動するよりも、まとまって行動したほうが安全だと思いますけどね」
少々ドスをきかせて告げると、二人はしぶしぶルルーシュの後についてきた。
門をくぐり、長いトンネルをぬけ、ようやく、正面玄関にたどり着く。
(スザク、もうすぐだからなっ!)
心の中で、スザクに呼びかける。
きっと、聞こえているはず。
さっき、画面の中から、スザクがルルーシュにむかって笑いかけてくれた時のように。
勇ましく、一歩踏み出そうとしたその時だった。
「ルルーシュ、駄目だっ! きちゃいけないっ!」
頭上から声が響く。
スザクだ!
「スザ…」
だが。
「…むぐっ…ううっ…」
声のした方向に顔を向けようとしたその時だった。
何者かの手がルルーシュの口を塞ぐ。
口元に布があてられている。まさかこれは…!?
(…す、すざく…)
恋人の名を心で呼びながら、ルルーシュは意識を手放したのだった。
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ルルーシュが~!!
最初に、車の件なでご心配ありがとうございました。
車の件で落ち込んだり…悪い事が重なり気分が沈んでいたのを、こまき様の優しさに溢れるお言葉&小説に癒され・励まされました(^O^)
本当にありがとうございます。
[衝撃10]題名通り内容が衝撃的です(◎o◎)!!
ルルーシュが~!!
スザク~助けて~[あっ!誘拐されているスザクに、ついルルーシュを助けてと叫んでしまいました(笑)]
うわービックリ展開Σ( ̄□ ̄;
誰が犯人か…ドキドキ
車の件で落ち込んだり…悪い事が重なり気分が沈んでいたのを、こまき様の優しさに溢れるお言葉&小説に癒され・励まされました(^O^)
本当にありがとうございます。
[衝撃10]題名通り内容が衝撃的です(◎o◎)!!
ルルーシュが~!!
スザク~助けて~[あっ!誘拐されているスザクに、ついルルーシュを助けてと叫んでしまいました(笑)]
うわービックリ展開Σ( ̄□ ̄;
誰が犯人か…ドキドキ
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