黒うさぎルルたんの日記
黒うさぎ・ルルーシュの生活記録です。
時々小説形式もあったりします。
禁・無断転載/引用。禁・サ○ライズでお願いします。
コメント頂けるとすごくうれしいです♪
2007
事態はルルたんの予期せぬ方向へ…?(笑)
「…ん、むっ…!?」
もちろん、鼻の頭だけで終わるはずがない。
ぶちゅ、と音がするくらい(実際にはしていないのだが、感覚的に…)の勢いで、スザクはルルーシュの唇を自分のそれで塞ぐ。
肉厚の唇は何をするにもとても器用で、ルルーシュのポイントを的確におさえてしまう。
「…ん、…ん、う…」
驚きに開いた唇の隙間から、器用に舌先が滑り込み、口腔を愛撫する。
こんなキス、もちろんスザク以外としかするつもりはないけれど…口の中って、どうしてこんなに気持ちいいんだろう?
頭の芯が蕩けるような感覚に、ルルーシュはあわや今回の目的を忘れそうになった。
(…こんな、…キスして気持ちいいとか言ってる場合じゃないのにっ…!)
色仕掛け。
そう、色仕掛けだ。
自分がしようとしていたのは。
なのに。
(こ、これじゃあ…俺が「色仕掛け」されてるみたいじゃないかっ!)
逆だ。
されて、どうする!
キスは好きだが…目的を達成するためには、こんなことをしている場合ではない。
何とか逃げ出さなくては。
そして、スザクに「色仕掛け」を仕掛けるのだ。
だが、どうやって?
(…あとは、…もう…ストリップをするしか…?)
ぼうっとする頭で必死に考える。
ストリップ。
そうだ、ストリップだ。
一枚一枚、ちょっとずつ脱いでいくのが、その気にさせる効果があるという。
焦らすのがいい、というわけだ。
だけど。
「…んん、…や、やだっ……、何脱がして…!」
「ん~? ルルがちゃんと男の子だって、確かめようと思って」
ちょっとずつ脱いでいくとかいう問題ではない。
こっちが「色仕掛け」で脱ごうとしているというのに、もう脱がされてるじゃないか!
全部じゃないにしても、乳首丸見えの状態にされていては、焦らしの効果なんてあったもんじゃない。
まだ、柔らかなそこをぺろりと舐められ、「ああ…っ」と悩ましげな声を出してしまう。
感じやすい場所なのだ。気楽に触らないでほしい。
ルルーシュは、きつくスザクを睨みつけた。
「おまっ…! 俺が男なんて分かってるくせに、何が今更確かめるだって!?
ただ、悪戯したいだけだろう!?」
抵抗しようとするが、壁に腕を縫い付けられていて身動きが取れない。
深くにも、割り広げられた足の間に、スザクが体を挟み込んでしまっているので、前にも進めない。
後ろは、壁だから当然のこと…。
ルルーシュの様子に、スザクはふふふと目を細めて笑う。
余裕の表情。むっとする。
「だってさ、ついつい、可愛い柄のパジャマ買ってきちゃうから。そういうことしないように、君が男の子だって、きっちりこの目に焼き付けておかなくちゃ駄目でしょ?」
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