黒うさぎルルたんの日記
黒うさぎ・ルルーシュの生活記録です。
時々小説形式もあったりします。
禁・無断転載/引用。禁・サ○ライズでお願いします。
コメント頂けるとすごくうれしいです♪
2007
そうそう思い通りには…。
揶揄するような言葉に、ルルーシュの形のいい眉がぴくんと上がる。
何だ、その言い方は!
まるで小さな子供に言い聞かせるような物言いに、むかっとくる。
大体、何が「きっちり焼き付けとかなくちゃ」だ!
昨日も、一昨日も、一昨昨日も!
きっちり、たっぷり焼き付けていたくせに!
このまま素直に流されるなんて、納得いかない。
そう、ここで負けては駄目だ。
(考えろ、…考えるんだ…)
頭の中に、常にセットアップされているチェスボードの上で、キングの駒をするすると滑らせ、チェックメイトの機会を狙う。
だが、相手はスザク。
肉体派のスザクが、頭脳派のルルの、そんなシュミレーションを待つはずがない。
「…ルルーシュ」
(え!?)
熱い吐息とともに、耳元で名前が呼ばれる。
スザクはすっかり…その気だ。
「ちょ…スザク?」
「もう…そんなに焦らさないでよ」
するりとズボンの中に、手が忍び込む。
いきなり、分身をつかまれ、ルルーシュは「ひゃ」と声をあげた。
焦らしてる? これが??
(じゃ、じゃあ…色仕掛けは成功…?)
ちゃんと仕掛けられていた、ということなんだろうか?
それなら、今、頼むしか…!
「…あの、…スザク…、お願いが…、あんっ…」
「分かってるよ、ルル。…ここ、舐めてほしいんでしょ? ルルのしてほしいことは全部分かってるから」
えええ?
何が分かってるって!?
あまりのことに、頭が真っ白になる。
全然わかってないじゃないか! こいつ!
「…そ、…じゃなくってっ…!」
「…そうじゃないなら、…じゃあ、ここ?」
「馬鹿~!」
スザクはやっぱりわかっていなかった。
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