色仕掛け 4

なんだかあやしい方向に…？
短くてすみません（汗）

けど、何だと言うんだ？
妖しい微笑を浮かべながら、スザクがこちらにすり寄ってくる。

ちなみに、今、二人はベッドにいる。
まだ、眠るには早い時間だけれど…なんとなく。

スザクがもともと使っていたのは、シングルベッドだった。
ルルーシュが半うさぎ（さらに子供サイズ）の時には、そこに二人で並んでもきつくは感じなかったが、大人サイズになるとそうはいかない。
いくら二人とも細身だとはいえ、大人二人が並んで眠るには、シングルはきつい。
ましてや、二人の場合、ただ眠るだけではないのだし。

というわけで、そういう意味での同棲生活を始めた時に、スザクはベッドをシングルからダブルに買い換えた。
少し奮発したらしい、そのベッドの寝心地はよく、ルルーシュはとても気に入っている。

だから、ついついベッドにいついてしまうのだが。

「…スザク…？」
「なに？　ルルーシュ？」

何って…その言葉はそっくりお前に返す！
やたらとこちらにすり寄ってくるから逃げていたら、いつの間にか壁際に追い詰められていた。
もう逃げ場はない。

顔が近づいてくる。
ちゅ、と鼻の頭にくちづけられた。