黒うさぎルルたんの日記
黒うさぎ・ルルーシュの生活記録です。
時々小説形式もあったりします。
禁・無断転載/引用。禁・サ○ライズでお願いします。
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2007
前回分、深く考えずに書いたのですが…。すきな子をいじめたくなるという子供的な発想なので、このへんで、スザクの罪は許されるでしょうか…?
スザクも、ルルにはめろめろですよv
スザクも、ルルにはめろめろですよv
へ、とルルーシュが大きな目を丸くして、こちらを見た。
可愛い。
スザクはちゅっとチェリーピンクの唇にキスを落とした。
それが合図になったかのように、ルルーシュはぷるぷると首を横に振り、手の甲で
ごしごしと唇を拭った。
それだけ怒っている、ということなのだろう。
少しやりすぎたなあと思う。
(ルルーシュが何でも許してくれるから…)
ルルーシュは優しくて、スザクのすることをたいていのことは許してくれる。
どんなに意地悪しても、真っ赤になって怒っていても、最後には「スザクがすき」と甘い言葉をくれる。
だから、ついつい甘えてしまう。
こんなふうに、めいっぱい愛されたことがなかったから。
見返りも何も求めないで、愛されたことがなかったから…。
スザクの生い立ちは複雑だ。
両親はすでにこの世にはなく、ずいぶん前から、たった一人で生きてきた。
母は、スザクが物心ついた頃には、もういなかったし、たった一人の肉親であった父親はあまりかまってはくれなかった。
一人で生きていかなくてはいけない。そうなった時に手を差し伸べてくれたのは、父の知り合いの女性だったが、その人はスザクにセックスを求めた。
ルルーシュだけだった。
無条件に、スザクのことをすきだと、そう言ってくれたのは。
もともと、先にすきになったのは、スザクのほうだったけれど、ルルーシュはそれと同じくらい、いや、それ以上の気持ちをくれた。
そんな人がこの世界にいるなんて、思ってもみなかったから、うれしかった。
「…ねえ、ルルーシュ? 俺は、ルルーシュに夢中だよ。ルルーシュのことを考えると、どうしようもなくなってしまうくらいすきなんだ」
「…それ、ホント…?」
疑い深い視線に、スザクは大きく頷く。
ルルーシュは、頬を染めながら、それでもまだ「許す」とはいわずに、訊いてきた。
「…どうしようもなくなっちゃうって、どのくらい…?」
「泣きたくなるくらい。君と離れていると。仕事してても、ルルーシュのことを考えない時はないよ」
ルルーシュは、宿直が多い!と怒るけれど、一人で暮らしていた頃は、もっと多かった。
一人きりの部屋にかえりたくなくて、他人のローテーションもかわったりして。
今では、よほどの見返りがない限りはそんなことしない。
一秒だって、ルルーシュと離れていたくないと思ってしまうのだ。
大好きだよ、ともう一度ささやくと、ルルーシュがこくんと小さくうなずく。
ほとんど許してくれているのだろうけれど、さんざんいじめてしまったのは、やはりスザクが悪い。
ごめんね、と涙の後が残る頬をぺろりとなめると、「今日は、ルルーシュが俺にお仕置きしていいよ」と告げた。
「…お仕置き?」
「そう…、前に俺がルルーシュにしたことあったよね? あれと同じように…」
「お、同じになんて、俺にできるわけっ…!」
何を想像したのか、ルルーシュは顔を真っ赤にしてわめいた。
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