黒うさぎルルたんの日記
黒うさぎ・ルルーシュの生活記録です。
時々小説形式もあったりします。
禁・無断転載/引用。禁・サ○ライズでお願いします。
コメント頂けるとすごくうれしいです♪
2007
いちゃいちゃの始まり(笑)
昼休みの時間は、まだ残っている。
スザクはルルーシュを誘って、裏庭へ散歩に行くことにした。
軍務とはなかなかにハードなので、施設の中には、憩いのスペースもちゃんと用意してある。
だが、いかんせん従事する人間が多いので、あまり「憩い」にはならないのが現状だ。
実は、裏庭(勝手に「庭」と呼んでいるが…)は、穴場なのだ。
近寄る人間はまずいないのだが、日当たりがよく、聞こえるのは鳥のさえずりくらいでとても静かな場所だ。
「へえ…こんな場所があるんだな」
「うん。僕のお気に入りの場所なんだ」
ルルーシュも気に入ってくれたらしい。
スザクは嬉しかった。
ベンチなどないので、いつも地べたに腰を下ろしている。スザクはポケットからハンカチを出し、地面に敷いてやる。
「はい、どうぞ」
「…そ、そんなの…俺は、女の子じゃないんだから…」
「でも…僕の大切な子だ」
女の子とかそういうの関係ないし。
真顔でそう告げると、ルルーシュは白い顔を真っ赤に染めた。
「…スザクは時々、恥ずかしいこと言う」
「そうかな?」
「…そうだよっ…。だって、…エッチの時とかだって…」
スザクは自分が先に腰を下ろすと、「ほら座って」とルルーシュを促した。
すとんと腰を下ろすと、ルルーシュははにかんだような笑顔をこちらに向けた。
スザクは、細い両肩に手を置き、軽く揉んでやることにした。
「…何? スザク」
不思議そうな顔で、ルルーシュがこちらを見る。
「肩凝ってるかな、と思って。…仕事、お疲れ様。疲れただろう?」
「う~ん。そんなこともないけど…。兄様、大した仕事してないし。体力的にっていうよりも、精神的疲労の方が大きいような」
ルルーシュはそういうが、なれないデスクワークのせいだろう。
やはり、肩の筋肉がこわばっているようだった。
緊張をほぐしてやろうとさらに揉んでやると、「くすぐったい」とくすくす笑う。
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