黒うさぎルルたんの日記
黒うさぎ・ルルーシュの生活記録です。
時々小説形式もあったりします。
禁・無断転載/引用。禁・サ○ライズでお願いします。
コメント頂けるとすごくうれしいです♪
2007
秘密までは、まだもうちょっと…。
(かわいいなあ、ルルは!)
ルルーシュは、スザクが自分以外の誰かを優先することをいやがる。
前は、少しは遠慮もあったようなのだが、最近は、素直に嫉妬をあらわしてくるようになった。
嫉妬深い恋人をいやがるものも多いが、スザクは嬉しい方だ。
といいつつ、今まではー一応、恋愛経験が全くないわけではないー女房気取りをされるとかなりうっとおしく思ったから、そんなふうに思うのは、相手がルルーシュだからだ。
今までのは、多分「恋愛」ではなかった。
ただ、寂しさをうめるためだけに人肌のぬくもりを求めていたに過ぎなかったのだ。
「何すねてるのさ、俺が一番大切なのはルルだよ。ロイドさんは違うよ。ただの上司なんだから」
「やっ!」
つん、と頬を指でつつくと、ぷるぷると頭を振る。
頭脳明晰で、しっかりものかと思えば、時々、こんなふうに子供っぽい仕草も見せる。
そんなルルーシュに、スザクはめろめろだ。
ちら、と首を巡らせてロイドを見ると、「わかりましたよ〜」といいながら、ロイドは自主的に後ろを向いてくれた。
いい上司を持ったと思う。
「や、じゃないの。ほら」
ちゅ、と柔らかな唇にくちづけると、途端に、顔が真っ赤になった。
慌てふためいて、ロイドのいる方を見る。
彼が後ろを向いていることに気付くと、「ん」と目を閉じて、唇をつんと突き出してきた。
もう一度、というおねだりだろう。
「…大好きだよ、ルルーシュ」
小さな声でそう告げれば、「俺も」と形のいい唇が動く。
じわじわと喜びが胸に広がる。
ちゅ、と軽くくちづけ、一旦離す。だが、すぐにまた唇を重ねた。
ロイドはいつまで後ろを向いていてくれるだろう。
さすがに舌をいれたらまずいよなあ…などと考えながらも、唇を離しがたい。
柔らかくて、甘い唇。
ルルーシュは、とにかくかわいくて、愛しくて、食べてしまいたいほどだ。
(…食べるのは、夜まで我慢しないと駄目だけどね)
そう、夜になったら。
明日は二人とも非番だから、たっぷりと食べさせてもらおう。
一緒にゲームをやろう、とルルーシュは張り切っていたようだけれど、今日はあきらめてもらって。
今日、というよりは、永久に、そうさせてもらいたい。
せっかくの長い時間がとれるのに、ゲームなんかで時間を潰すのはつまらない。
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