黒うさぎルルたんの日記
黒うさぎ・ルルーシュの生活記録です。
時々小説形式もあったりします。
禁・無断転載/引用。禁・サ○ライズでお願いします。
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2007
導入部だけど…。
ええ、そんなの…ともごもごと口の中で言いながら、ルルーシュが上目遣いにスザクを睨む。
そんな顔したって、可愛いだけだというのに。
ルルーシュは頭はいいくせに、そういうところは全然だ。
男心がちっともわかっていない。
(自分だって男の子なのにね…)
そういう顔したら煽られるとか、ちょっとしたことにヤキモチをやいてしまうとか…。
ルルーシュにはそういうことはないのだろうか。
スザクが仕事で家をあける時には…多少寂しがってはいるらしいが、ルルーシュはあまりそういうこと言ってくれないので、よくわからない。
なんだか、ずるい、と思う。
自分ばかりが、ルルーシュにメロメロで、いろんな顔を知るたびに好きで好きで仕方なくなるというのに。
どうしたら、自分はルルーシュを翻弄させられるのだろうか。
(もっと俺のことだけ、考えるようになっちゃえばいいのに…)
ずっと、自分のことだけ考えていてほしい。
夢なんて見ないで。
たとえ、夢の中の「スザク」がルルーシュにとっての「自分」なのだとしても、嫌だ。
好きだと告げるのも、痩身を抱きしめるのも、甘い唇にくちづけるのも、全て、この「自分」でなければ。
「…ルル?」
「…もお…分かった…」
いくらか逡巡した後で、ルルーシュは仕方ないというようにため息をつく。
そして、意を決した様子で、おずおずとスザクの腕の中に飛び込んできた。
二人は、シャワーの下、胸と胸を合わせるようにして立った。
タイルの上に、膝立ちしては痛いだろうから、というスザクの一応の配慮である。
ぬるっとした石鹸の感触とともに、滑らかな素肌がスザクの素肌の上をすべる。
だが、どうやら決心がまだつかないらしく、動作は消極的だ。
「…ちゃんと、だよ」
「…わ、分かってるっ…」
まだ序の口だ!と言わんばかりに、頬をぷうと膨らませたルルーシュの唇にくちづけると、スザクは背中に触れていた手をするりと下方へおろし、まろやかな双丘を鷲掴んだ。
「…な、っ…」
「どうかした?」
もちろんただ掴んだだけではない。
やわやわと揉みながら、二つの丘をゆっくりと左右に広げ、魅惑の蕾を開かせるようにする。
まだ…そこには触れないけれど。
そこに触れるのは、ベッドに行ってから。
(今日はいっぱい…エッチなことするつもりなんだから)
スザクのそんな考えを読んだかのように、ルルーシュは緊張したように顔をひきつらせ、小さく息をのんで見せた。
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