黒うさぎルルたんの日記
黒うさぎ・ルルーシュの生活記録です。
時々小説形式もあったりします。
禁・無断転載/引用。禁・サ○ライズでお願いします。
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2007
仲直りできそう…?
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心臓をつかまれたような気がする。
可愛い顔が、涙でくしゃくしゃによごれている。
スザクはただ黙って、ルルーシュを抱きしめた。
それを、別れの抱擁か何かと勘違いしているのか、ルルーシュは、「やだ、やだ」と小さく身じろぐ。
冗談じゃない。逃がすもんか。
やっと、好きって言わせたんだから。
もちろん好かれているとは思っていた。
そうじゃなければ、いくら何でも、キスもセックスも許すわけないだろうし。
何より、ルルーシュはスザクが家にいると嬉しそうな顔をする。
だけど、言葉としてはちゃんともらっていなくて。
婚姻届のことにはこだわっているけど…「好き」とか「愛してる」とかそういう言葉はもらったことなかったから。
それなのに、夢の中で、スザクとえっちなことをした、なんて言うから。
だから、頭にきてしまったけど。
「…俺のことが好きなら、泣く必要ないだろ」
スザクはいやがる頭をおさえつけて、唇を塞ぐ。
隙間から舌を忍び込ませると、たどたどしいながらも、ルルーシュの方から絡ませてきた。
技巧なんて全くない、幼いキス。
けれど、それが、全力の愛の告白のように思えた。
「…泣き虫ルル」
「な、泣いてなんて…ないっ…」
唇を離し、目元に頬に、あちこちにキスをした。
涙と鼻水でぐしゃぐしゃになった顔。
まるで猫が毛づくろいをするようにぺろぺろと舐めてやる。
汚いから舐めたらヤダ、と抵抗されたが、そんなの関係ない。
「…や、だ…っ…」
「やじゃない、でしょ」
言いながら、スザクはルルーシュの股間にそろりと手をのばす。
淡い下生えを指に絡め、まだ柔らかな分身を掌に握り込んだ。
細い体がぴくん、と揺れる。
「や、…やだっ…どこ、さわってっ…!」
「どこって…ルルーシュの可愛いところでしょ。いつも触ってほしいって、言うじゃないか。もっともっとって、さ」
「やあ…言ってないっ…」
ばか、嫌いと憎まれ口をたたきながら、ぽかぽかと肩をたたいてくる。
だが、少しも力が入っていないので、痛くはなかった。
掌の中の分身はあたたかく、愛撫に感じて、すぐさま体積をましてくる。
半うさぎの時には全く触れていなかったからか、腕の中のルルーシュはひどく感じやすく、少しの愛撫で絶頂を迎えてしまう。
(うさぎの時は体も小さいから遠慮してたんだけど…)
体も小さくなってしまうから、子供にいけないことをしているような気分になるから、だからあえて手を出さなかったのだけれど。
これからは、うさぎの時にも少し手を出しておいた方がいいのかもしれない。
「…俺のこと、好き…もう一度言ってごらん」
「……や」
はあはあと肩で息をする恋人の耳元でねだるが、拒絶されてしまった。
だが、頬を赤らめているその顔は、言葉にしなくても、スザクのことを好きだと告げていた。
意地っ張り。
さっきは、あんなに素直に叫んだくせにさ。
でも、仕方ないか。
多少は自分が折れるしかないのかも。
自分は大人だと言い張るけれど、ルルーシュの方がずっと子供だと思うから。
それなら、大人な自分がルルーシュを守ってやらなくちゃ。
(いっぱい泣かせちゃったけど…)
でも、それはスザクの特権だと思うから、謝らない。
今回は、ルルーシュも悪かったんだし。
耳朶を噛み、告げた。
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