黒うさぎルルたんの日記
黒うさぎ・ルルーシュの生活記録です。
時々小説形式もあったりします。
禁・無断転載/引用。禁・サ○ライズでお願いします。
コメント頂けるとすごくうれしいです♪
2007
今日もがんばってお題に挑戦!
「うでまくら」
配布先:記憶のカナタ。
http://www.geocities.jp/maturi_missing/index.html
「うでまくら」
配布先:記憶のカナタ。
http://www.geocities.jp/maturi_missing/index.html
*****
(…スザクの腕、かたいのに…腕枕ってどうして気持ちいいんだろう…?)
ベッドでさんざん睦み合った後、いつものように腕枕をされながら、ルルーシュはふと思った。
細身だけれど、よく鍛えられた腕には、しっかりと筋肉がついている。
たとえば、昼寝をする時に、ルルーシュが愛用しているブタさん枕は、ふわふわしててやわらかい。
その感触が気持ち良くて、ついつい長い時間昼寝してしまうこともしばしば。
あまりに昼寝しすぎたから、そのせいでふわふわ感がなくなってきたようにも思うが…それでも、スザクの腕よりは全然やわらかい。
たとえば、枕。
ベッドで使っている枕だって…ルルーシュの使っている枕はやわらかい。
でも。
(…腕枕の方が、気持ちいい…)
そう思うのはなぜだろう?
インターネットで調べてみようかな、と思うけれど…ここを離れたくないし。
それに、今動いたら、きっとスザクが起きちゃうだろうし。
せっかく気持ちよさそうに眠ってるのに、起こしたらかわいそうだ。
普段、仕事で疲れているんだし。
目が冴えてしまったので、じっと目の前の寝顔を見つめる。
なんだか不思議だ。
起きているときよりも、大人っぽく見える気がする。
気付けば不思議なことがいっぱいだ。
(…あ、腕…すべすべしてる)
だから気持ちいいのかなあ、と思った。
すりすりとほおずりしてみる。あったかくて、すべすべして気持ちいい。
さらにしつこくすりすりしていると、「くすぐったいよ」とスザクがくすくす笑うのが聞こえた。
「…あ、起こしちゃった?」
ごめんね、と言う唇に、スザクのそれが落ちてくる。
ちゅ、と軽く触れるだけ。
(…もっとちゅうってしてくれてもいいのにな…)
少しだけ不満に思いながら、自分からも軽いキスを返す。
そして、少し体を移動して、広い胸にほおを寄せた。
「…どうしたの?」
「別に…」
ただくっついていたいだけ、なのだけど…そんなこと言うのは、恥ずかしい。
何でもない、と素っ気なく返しながら、ルルーシュは訊いてみた。
「…スザク、俺に腕枕してほしい?」
「腕枕? 膝枕じゃなくて?」
「うん」
ルルーシュは頷く。
自分が気持ちいいから、スザクも気持ちいいのかなあと思ったのだ。
起き上がり、スザクの腕をどけさせる。
そうしておいて、頭の下に、無理矢理腕を入れてみた。
頭って、意外と重い。
ずんとくる重みに、腕がしびれそうになるけれど…少しくらい我慢しなくては。
「…なあ、気持ちいい?」
「ルルーシュは辛いんじゃない?」
ピンポイントに言い当てられて、一瞬息を飲む。
だが、そんなことは顔に出さずに(自分では出してないつもり)、
「だ、大丈夫に決まってるだろ!」
「…そう、かなあ?」
確かに、重い。
重いけど、スザクが気持ちいいと思ってくれるならこのくらい。
それに…スザクは一晩中腕枕をしてくれることもあるのだ。
スザクにできて、自分にできないはずがないじゃないか。
「嘘つき。ここ、しわがよってるよ」
つん、と眉間を指でつつかれた。
そして、指が触れたところに、さらに唇が触れた。
「ね、ルルーシュ」
鼻の頭にも軽いキスをしながら、スザクが言う。
「…腕枕もいいけど、もっと気持ちいいこと、してもいい?」
「…もっと?」
「そう…君も僕も…二人ともがもっと気持ち良くなれること」
それって…何だろう?
ちょっと考えただけで…いっぱいあるんだけど…。
ひとつひとつ、確かめてみた方がいいんだろうか?
「なあ、スザク…」
「しーっ、黙って」
だが、確かめる間もなく。
言葉は全て、スザクの唇に飲み込まれてしまった。
結局、二人ともが気持ちいいこととは何なのか。
(ただ、スザクがエッチなことしたかっただけじゃん…!)
ルルーシュが、そんなふうに思ったのは…さんざん啼かされた後だった。
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