忍者ブログ

黒うさぎルルたんの日記

黒うさぎ・ルルーシュの生活記録です。 時々小説形式もあったりします。 禁・無断転載/引用。禁・サ○ライズでお願いします。 コメント頂けるとすごくうれしいです♪

   2025

0715
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

   2007

0620
なんでこんなところにシュナイゼル兄さまが…?
この眼鏡男、本当にシュナイゼル兄さまの知り合いなのか?
人間…じゃなかったのかな?

っていうか、今、スザクの奴、とんでもないことを言わなかったか?
ま、まるで…。

「ば、馬鹿スザク! 何言ってるんだよっ。それじゃまるでプロポーズみたいじゃないかっ」
「みたいじゃなくて、そうなんだっ!」

びっくりして思わず怒鳴りつけると、逆に怒鳴りかえされた。
ええっ!? プロポーズ?

だって、それって…!

「おやおや…ルルーシュはこの少年と「契約」したんじゃなかったのかい? 今更プロポーズなんて…。もしかしてちゃんと「契約」してなかった?」

俺たちの様子を見て、シュナイゼル兄さまが呆れたように言う。
ちゃんとした「契約」?
それって…どういうこと?

「…キスしただけじゃ、「契約」にはならないんですか?」
「キス? それだけじゃダメだよ。ちゃんと「契約」するには…」

キスじゃダメ…。
その言葉を聞いてはっとした。
つまりそれって…!

スザクは俺のこと、幸せにするって言った。
プロポーズしたんだって言った。
それなら、ちゃんと責任もって、「契約」してもらわなくちゃ。

大体、もとはスザクが俺のこと口説いてきたんだから、俺に対して、こいつは多大な責任があるんだ。

それに…「契約」をちゃんとしてなかったなんて、コーネリア姉様あたりに知られたら、どんなに馬鹿にされるか!
しばらくは、俺のことを「出戻り」って言ってからかうだろう。
そんなのはごめんだ。

それに…俺だって、スザクのことは嫌いじゃない。
た、多少の不安はあるけれど、その気になって出来ないことなどないはず!
え、えっちなんて…きっと、大したことない…はず。

「スザク! 来い!」
「え!?」

俺はスザクの手を取った。
俺自身は帰り道を忘れてしまったが、スザクに触れれば、こいつの記憶から家までの道が分かる。
そう、家に帰るのだ。
そして、ちゃんと「契約」してやろうじゃないか!


***
そして、取り残されたシュナイゼルとロイド。
ようやく我に帰ったシュナイゼルは、「ああ!」とのその場にくずおれた。

「しまったっ! あまりの素早さにルルーシュの今の気配をたどっておくのを忘れた! 私は、追跡が大の苦手なのに〜!」

どうしよう!と二枚目な大男が慌てる様は、なかなかに面白い。
大変ですね〜なんて調子を合わせつつ、ロイドはほくそ笑んだ。

(スザクくんちだったら、僕知ってるんだけどね)

だが、シュナイゼルはどうやら、そんなことも忘れているようだから…。
ちょっと黙っていよう。
あのルルーシュの剣幕からすると…どうやら、面白いことになりそうだし。

(それに…スザクくん、恋煩いしてたみたいだしね〜。ここらで一発決めてもらった方が仕事もはかどりそうだし)

男なんてちょろい生き物だ。
私生活が満たされていると、とんでもない力を発揮したりする。

シュナイゼルには悪いが、ここはあのルルーシュに協力してもらおう。
何しろ、ルルーシュ自体がまんざらでないのだから、問題などあろうはずがない。

ちなみに、シュナイゼルが言おうとした「ちゃんとした契約」とは…もちろんエッチなことではない。
そんなことしなきゃいけないんだったら、死んでもシュナイゼルと「契約」なんてしなかったのだから…。
PR
Post your Comment
Name:
Title:
Mail:
URL:
Color:
Comment:
pass: emoji:Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
プロフィール
HN:
ルルーシュ@森田望愛
性別:
非公開
自己紹介:
ルルーシュやスザクになりきって、好き勝手書いてます。
個人の妄想による産物なので、その点ご了承下さいね。
カレンダー
06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
カウンター
バーコード
忍者ブログ [PR]

Powered by Ninja.blog * TemplateDesign by TMP