黒うさぎルルたんの日記
黒うさぎ・ルルーシュの生活記録です。
時々小説形式もあったりします。
禁・無断転載/引用。禁・サ○ライズでお願いします。
コメント頂けるとすごくうれしいです♪
2007
握手を終えると、ちらりと手を見てみた。
まじまじと見ては失礼かと思い、本当にちらっと見ただけなのだけれど…
爪をたてられたのは、やっぱり気のせいじゃないかもしれない。
手の甲には、くっきりと爪の跡が残っていたからだ。
当然…といえば当然なんだろうか。
僕はあらためて、ルルーシュの二人の妹さんたちに向かって、頭を下げた。
その場に正座して…だから、つまりは土下座だ。
「あのっ…僕は…」
だが、なぜか、僕が土下座をした瞬間、周りにいる三人がひゅっと息を飲んだのが分かった。
ルルーシュは、「な、ななな何やって…!?」とひどく慌てている。
あれ?
僕、何かおかしいことやっただろうか?
顔をあげると、チワワの子が目を釣り上げてぶるぶると肩を震わせていた。
え? なんで?
なんだかひどく怒ってるんだけど…?
すると、二人ーユフィとナナリーは、お互い顔を見合わせ「うん!」と頷きあうと、僕と同じように正座して、床に頭をこすりつけた。
小さな手足で土下座している様はひどく愛らしくて、思わず抱き上げたくなってしまう。
ルルに「浮気はしない」と誓ったから、しないけど。
なんだか怒っているように見えたけど…でも、あえて返してくるっていうことは、
僕にルルを任せてくれるってことだろうか?
それなら、ちゃんと挨拶を返さなくちゃ!
僕は再び額を床にこすりつけ、「よろしくお願いします!」と元気良く返した。
またも、ルルーシュが慌てて「馬鹿っ! スザクっ!」と僕の頭をぽかぽかと叩いてきた。
い、痛い!
なぜ?
その理由はほんの数十秒後に分かった。
その場に立上がったユフィの言葉によって。
「結構ですわ! わたくしとナナリーが相手になります! 決闘は三本勝負! 二本先取した方が勝ちですわ!」
け、決闘?
土下座が…?
思わずルルーシュをあおぎ見ると、ようやく彼が教えてくれた。
ルルーシュたちの生まれ育った国では、土下座=決闘の申し込みなのだと。
決闘…なんてなんだか大変なことになってきた!
(注)好き小説「今日からマ王!」の中で、眞魔国とこちらの世界の習慣がことごとく違っている描写がとても楽しかったので、アイデアを御借りしました。
ちなみに、眞魔国の決闘申し込み方法とは違っています。)
まじまじと見ては失礼かと思い、本当にちらっと見ただけなのだけれど…
爪をたてられたのは、やっぱり気のせいじゃないかもしれない。
手の甲には、くっきりと爪の跡が残っていたからだ。
当然…といえば当然なんだろうか。
僕はあらためて、ルルーシュの二人の妹さんたちに向かって、頭を下げた。
その場に正座して…だから、つまりは土下座だ。
「あのっ…僕は…」
だが、なぜか、僕が土下座をした瞬間、周りにいる三人がひゅっと息を飲んだのが分かった。
ルルーシュは、「な、ななな何やって…!?」とひどく慌てている。
あれ?
僕、何かおかしいことやっただろうか?
顔をあげると、チワワの子が目を釣り上げてぶるぶると肩を震わせていた。
え? なんで?
なんだかひどく怒ってるんだけど…?
すると、二人ーユフィとナナリーは、お互い顔を見合わせ「うん!」と頷きあうと、僕と同じように正座して、床に頭をこすりつけた。
小さな手足で土下座している様はひどく愛らしくて、思わず抱き上げたくなってしまう。
ルルに「浮気はしない」と誓ったから、しないけど。
なんだか怒っているように見えたけど…でも、あえて返してくるっていうことは、
僕にルルを任せてくれるってことだろうか?
それなら、ちゃんと挨拶を返さなくちゃ!
僕は再び額を床にこすりつけ、「よろしくお願いします!」と元気良く返した。
またも、ルルーシュが慌てて「馬鹿っ! スザクっ!」と僕の頭をぽかぽかと叩いてきた。
い、痛い!
なぜ?
その理由はほんの数十秒後に分かった。
その場に立上がったユフィの言葉によって。
「結構ですわ! わたくしとナナリーが相手になります! 決闘は三本勝負! 二本先取した方が勝ちですわ!」
け、決闘?
土下座が…?
思わずルルーシュをあおぎ見ると、ようやく彼が教えてくれた。
ルルーシュたちの生まれ育った国では、土下座=決闘の申し込みなのだと。
決闘…なんてなんだか大変なことになってきた!
(注)好き小説「今日からマ王!」の中で、眞魔国とこちらの世界の習慣がことごとく違っている描写がとても楽しかったので、アイデアを御借りしました。
ちなみに、眞魔国の決闘申し込み方法とは違っています。)
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