黒うさぎルルたんの日記
黒うさぎ・ルルーシュの生活記録です。
時々小説形式もあったりします。
禁・無断転載/引用。禁・サ○ライズでお願いします。
コメント頂けるとすごくうれしいです♪
2007
久々に復活です!
ルルたんお誕生日にかけてのお話。
今度こそ、少し短めにしたい感じです。
まだ、オフ原稿があるので、毎日はできないかもですが、どうぞおつきあい下さいね。
ルルたんお誕生日にかけてのお話。
今度こそ、少し短めにしたい感じです。
まだ、オフ原稿があるので、毎日はできないかもですが、どうぞおつきあい下さいね。
カルチャーショック(ルルたんお誕生日)
人種が違えば、文化に違いがある。
それが、妖精と人間ならば、なおのこと。
***
「おはよう、スザク」
「…おなよ、う…、ルル…?」
さわやかな朝の目覚め。
目の前には、愛しい恋人の満面のほほえみ。
スザクの恋人、ルルーシュは、月並みな表現かもしれないが、朝露にぬれたバラのように美しい。
美しい、が。
「…これ、…なに?」
ふと目に入った膨らみ。
手をのばし、思わずむにゅっと握りしめると、珊瑚色の唇が「ば、ばかっ! 急に触るなってば!」と抗議の言葉を告げた。
「ご、ごめん」
「もう…、急にされたら、心の準備ができないじゃん」
心の準備? 何の?
いや、その前に。
「ルルーシュ? だよね? そ、その体、どうしたんだい?」
「え? これ?」
きょとんとした顔で、首を傾げる。
その仕草はいつもとかわらず、とてもかわいらしいのだけれど、ある部分がいつもと違っていた。
人を指差すのは、大変失礼なことなのだと教わった。
いけないことだと思う。が、どうしても、そうするのをとめられなかった。
「そ、そこ、…どうして、膨らんでるの!?」
「膨らんでるだけじゃなくて、こっちは、ないんだよ」
ルルーシュは無邪気な笑みをうかべ、パジャマのズボンに手をかけた。
勢いよくおろそうとするので、頼むからやめてほしいと懇願する。
どうして、こんな時ばかり思いきりがいいんだ??
思わず指差した先。
ルルーシュの胸元だ。
疲れて魔力が足りなくなると、とたんにかわいい半黒うさぎになったりするが、
ルルーシュはれっきとした男の子だ。
夕べまで、確かにそうだったはず。
一緒にお風呂に入ったけれど、間違いなくそうだった。
なかばパニックに陥りながら、スザクは口をぱくぱくさせる。
もう何をいっていいやら、分からなかった。
「ど、どうして、君、女の子になってるの!?」
夕べは確かに男の子だったはずのルルーシュの体は、完璧な女の子になっていたのだ。
ルルーシュ用にとスザクがかってきた、かわいらしいウサギ柄のパジャマ。
胸元のボタンがはち切れそうになっている。
当然女性ものの下着などつけていないから、つんとした乳首の形がはっきりと見てとれた。
もともと細いけれど、さらに細く、小さくなったような気がする。
なんでなんで、という問いかけに、ルルーシュはぷうっとほおを膨らませ、
「なんでって、スザクが言ったんじゃん!」
「え、僕?」
何かいっただろうか? 考えてみても、思い当たることはないのだが。
分からない。心底、分からない。
「お前、その年で、健忘症なのか!? 夕べ、いっただろ!?」
「ゆ、夕べ…?」
気分は、名探偵ポアロかはたまた明智小五郎か…。
断片的な情報をつなぎあわせて、スザクは推理した。
そして、思い出した。
あれは、眠る少し前のこと。
***
『誕生日には何してほしい?』
唐突に、ルルーシュが訊いてきたのだ。
今は12月。
スザクの誕生日は、7月だ。今すぐに年があけたとしても、だいぶある。
なぜそんなことを訊くのだろう?
多少不思議には思ったが、別にたいしたことではないんだろうと気にもかけなかった。
『…誕生日? だいぶ早いような気がするけど、そうだな〜。この間のドレス姿かわいかったから、またああいうの見てみたいな』
『女の子の…? やっぱり、胸は大きい方がいいのか?』
ああ、パッドのことをいっているのか、と単純にそう思った。
特に、巨乳好きというわけではないが、ルルーシュは胸を大きくしてもかわいいだろう。
そうだね、と頷いた。
『…わかった』
神妙な顔でルルーシュはうなずき、そのままスザクの隣に滑り込んだ。
***
…というようなことがあった。
だが。
(勘違いしたってこと? で、でも、僕の誕生日は…!)
「誕生日は7月だよ!?」
そう告げると、ルルーシュは烈火のごとく怒り出した。
「信じられないっ! 俺の誕生日を間違えるなんて! 俺の誕生日は今日じゃないかっ!」
「し、知ってるよ、ちゃんと! だって、バースデイケーキだって、ちゃんと予約してあるし、プレゼントだって用意して…」
手近にあったクッションをつかんで、これでもかと攻撃していたルルーシュが、その言葉に「え?」と声をあげ、攻撃の手をとめた。
「どういうこと?」
どういうことって…どういうこと?
こっちが訊きたい。
ルルーシュは眉根をよせ、つぶやいた。
「今日は俺の誕生日なのに…どうして、スザクがプレゼントを用意するんだ?
だって、普通逆だろう?」
「え??」
狐につままれたような気分だ。
何が…逆で、普通?
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