黒うさぎルルたんの日記
黒うさぎ・ルルーシュの生活記録です。
時々小説形式もあったりします。
禁・無断転載/引用。禁・サ○ライズでお願いします。
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2007
とんでもない勘違い。スザクも天然…?
18禁です。
18禁です。
「え…そ、それって…、っ…、や、あ、んっ…!」
なんだかとんでもない勘違いをされている、と分かったけれど、訂正する間もなかった。
「いれてもいい」というルルーシュの言葉を正確に聞き取ったスザクは、もはや再び了承を得ようなどというまだるっこしいことはすっ飛ばして、ルルーシュを四つんばいにさせた。
尻を突き出す、いやらしい態勢。
スザクの舌は、容赦なく、アナルに触れてくる。
ぴちゃぴちゃと音をたて、穴の周りをなぞり。すぼめた舌先で、つんつんとしっかりと閉じた入り口をつついた。
「…やっ…、ひっぱる、…なあ…」
大きな掌が双丘をぐいと引っ張り、あわいを押し開く。
拍子に、かすかに開いた入り口に舌がぬるりと入り込み、スザクは外も中も容赦なくぬらしていく。
(やだっ…、むずむずするっ…)
実は、ルルーシュはこの瞬間が苦手だった。
じわじわと少しずつ身体が開かれていく感触に、肌があわ立つ。
快感が強すぎて、もてあましてしまうのだ。
身体の外も胎内も熱くて、熱すぎて、どうしていいか分からない。
「…ス…ザク、すざく、…もおっ…」
我慢できない! とルルーシュは頭を振った。
首をひねらせ、涙目でスザクを見た。
いつの間にか、すぐ側まで身体を起こしていたスザクに、瞳ごと舐められる。
ぐ、と先端が蕾に押し当てられているのが分かった。
「…ねえ、…ルルーシュ、言って?」
微笑を浮かべつつも、少しだけ余裕のない顔に見える。
いや、そうであってほしい。自分だけが、余裕がない、なんてそんなのずるいから。
「…や、…何?」
耳朶をかりと噛まれる。
その間も、濡れた切っ先は蕾をぬるぬると撫で回しているだけだ。
吐息のように、スザクが言う。
「…前に言ってくれたでしょ。…俺の…お―――ん、いれてって。あれ、すごく可愛かったな。…ルルのおねだり、きいてあげるから…俺のおねだりも聞いてくれる?」
「…やあ、…そんなのっ…」
あんなの特別だ。あの時は仕方なく…。
いやいや、と首を横に振り、抵抗する。
スザクは、再び、耳朶を噛み、今度は耳殻に舌を忍び込ませた。
「…ね、お願い」
「…んっ…、ふ…」
まだ中にスザクは入ってきていないのに、声だけで犯されているような気分になる。
だから、もどかしい。
土壇場になって、スザクは意地悪だ。
いや、もしかしたら…いつも、ルルーシュには意地悪かもれしれないけれど…。
(…恥ずかしい、のに…)
尻を高くあげるこの格好だって、恥ずかしくて死にそうなのに、許すのはスザクだからだ。
全部、スザクだから許しているのに…一つ許すと、スザクは「もっと、もっと」と貪欲に求めてくる。
我侭、横暴…と心の中で悪態をつきつつも、「こんなことするのルルーシュだけだよ」といわれてしまえば、きっと自分は許してしまう。
ルルーシュは、スザクが思っているよりも、ずっとスザクのことが好きなのだ。
(…は、恥ずかしい思いばっかりさせて…終わったら、にんじん料理いっぱい作らせてやるんだから…。プリンもいっぱい買わせて…)
そこで、ふと、ルルーシュは思う。
ギブアンドテイク。
そうだ、ギブアンドテイクだ。
混濁する意識の中で、こんなことを考えられるようになったなんて…ルルーシュはかなり鍛えられているかもしれない。
エッチなことをたっぷりさせられた分、この後は、たっぷり言うことを聞いてもらおう。
そう決意しながら、ルルーシュは震える唇で、告げた。
「…スザク、…の…お―――ん、いれて…。俺の…中、…いっぱい…に、して…?」
と、スザクが一気に中に押し入ってきた。
熱くて、硬い楔に貫かれ、ルルーシュは歓喜の悲鳴をあげた。
***
「ええっ…シュナイゼル様の秘書なの? 僕の、じゃなくて?」
「あ、当たり前だっ…! 大体、お前…デスクワークなんてないんだろっ」
さんざんむさぼりあって、ようやく一段落ついた今、ルルーシュはスザクの腕の中にしっかりと抱きしめられていた。
お互い、裸である。
ちゃんと風呂を使ってきたので、先ほどの愛欲の痕は、肌に残るキスマークくらいなものだ。
「…え~…そうなの…?」
明らかに、スザクはふてくされた様子で、唇を尖らせた。
ちゃんと話をきかなかったのがいけないのに…と思いつつ、そんなスザクが可愛くて思えて、顎にちゅっと軽くくちづけた。
「…でも…バイトするからな。…スザクの、おねだりだって、ちゃんときいてあげたんだから」
「おねだり?」
何だっけ?と首をかしげているから、頬をつねってやった。
「きいてやっただろ! お、お前の…その…って言ってやったじゃないか…!」
「…ああ、あれかあ」
そんなことか、という口調がかちんとくる。
ルルーシュにしてみたら、とても勇気のいることなのだ。
少なくとも、今、この平静な状態ではとても口に出来ないほど。
約束をたがえたら許さない、とばかりに、ルルーシュはアメジストの瞳で、きっとスザクをにらみつけた。
少し考えて、スザクは「仕方ないなあ」とため息をついた。
「…まあ、シュナイゼルさまは、君のお兄さんだしね。仕方ないかあ。あの人、一応僕の上司でもあるし」
「え? シュナイゼル兄さまがお前の上司? あの人、一体何を…」
ちゅ、と目元にキスが落とされた。
あわせて、すりすりと頬を摺り寄せてくる。
「僕の所属、特派っていうんだけど、そこを作った人なんだ。お姿を拝見したのは、僕もこの間が始めてだったんだけどね」
ルルーシュは驚く。
そうなると、シュナイゼルは、軍で相当な力を持っているということか。
そういえば、最近、城にいないことが多いなあとは思っていたが、そんなことをしていたのか。
「あ、でも」
今度は、頬にキスをしながら、スザクは言う。
手の位置が、少々危ういような気がするのは思いすごしだろうか。
「…同じ部屋に30分以上、一緒にいちゃ駄目だからね。いくら、実のお兄さんでも、あの人だって、男なんだから」
「…なんだ、それ…」
心配せずとも、おそらくルルーシュの方が30分以上、耐えられないだろう。
だが、やきもちを焼かれるのは、ちょっといい気分だ。
だから。
「…考えとく」
出来る限り、そっけなく。
けれど、ルルーシュは満面の笑みを浮かべて、スザクの唇にキスをした。
***
「…本当に、ここであってるんでチューか? ジェレミア卿」
「私の鼻を疑っているのか? 間違いない! この家からは、ルルーシュ殿下の高貴な香りがぷんぷんする。いいか、ヴィレッタ。ここで待ち、あの扉があいた時をねらって、襲撃ちゅるぞ。ぬかるなよ?」
「…イエス、マイ、ロード」
いちゃいちゃと抱き合う恋人たちは、外でうごめく妖しい小さな影に、気付くことはない…。
「色仕掛け」THE END
長きにわたりお疲れ様でした~。
次回からは、新キャラも交えて、ルルたんアルバイト編です。
お楽しみに!
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