黒うさぎルルたんの日記
黒うさぎ・ルルーシュの生活記録です。
時々小説形式もあったりします。
禁・無断転載/引用。禁・サ○ライズでお願いします。
コメント頂けるとすごくうれしいです♪
2007
短めです。
その時だった。
「何の騒ぎだい?」
渦中の人物の一人ープラチナブロンドの美丈夫、シュナイゼルがほてほてとした様子でやってきた。
スザクの腕の下で、「殿下っ!」と喜びに声があがる。
ジェレミアとヴィレッタだ。
彼等は、いつの間にやらするすると抜け出すと、シュナイゼルの方に走り出した。
その様は大変愛らしいが、今のスザクには小動物の愛らしさを愛でる余裕はまったくなかった。
ルルーシュをぎゅっと抱きしめると、「シュナイゼル様っ! ルルーシュは渡しませんっ」と大きな声で宣言する。
「…スザク」
ルルーシュが感激したように、瞳を潤ませた。
ひしと抱き合う二人の様子を見て、シュナイゼルが心底いやそうな顔をする。
「…騒いでいると思ったら、君たちがただいちゃいちゃしてただけなのかい? ここは一応職場なのだから、遠慮しなよ?」
そして、はあとため息をつく。
ぶつぶつと、「ルルーシュは私とはチェスをしてくれないくせに、恋人とはいちゃいちゃ遊んでいる」と文句を言いながら。
その様子からすると、「その気満々」には見えないが…だが、気は抜けない。
ひょうひょうとした態度で、油断させようとしているだけかもしれない。
いや、きっとそうだ。
好人物に見える人間ほど、策略家が多い。
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