黒うさぎルルたんの日記
黒うさぎ・ルルーシュの生活記録です。
時々小説形式もあったりします。
禁・無断転載/引用。禁・サ○ライズでお願いします。
コメント頂けるとすごくうれしいです♪
2007
甘えたいけど…。
ルルーシュは、言葉につまる。
ずるい、と思った。
そんな顔してお願いされたら、断れない。それに何より。
(…スザクに、…なめて、ほしいっ…)
よく分からないベンチ(?)に座らせられた時に、何となく展開は読めていた。
心の片隅で、期待していたことも事実。
だけど、こんなお日さまの下で、いくら誰もいないからといって、こんな場所で、あの行為にふけるのはどうなのだろう?
スザクは大丈夫というけれど、本当に?
何より、耳元で話されただけで、ちょっと息を吹きかけられただけで、こんなふうになってしまうなんて、自分がおかしくないんだろうか?
もしかして…仕事のストレス?
でも、そんなに大変なことしてないのに…。
ルルーシュは手をのばし、ぎゅっとスザクにしがみつく。
「…ね、…俺、おかしく、ない、の…? スザク、怒らない?」
おそるおそる訊ねると、ほおに軽く唇がおしあてられた。
さらには、あごに、首筋に。
唇にしてほしいな、と思ったが、そこには指で触れただけだ。
「ルルはおかしくなんてないよ。…それに、どうして僕がルルをおこったりするの?」
「だって…」
悪いことしたら…怒るだろ?
前も…お仕置きとかされたことあるし。
自分では、かなり人間界に精通していると思っているのだが、時々、ずれが生じるようなのだ。
妖精と人間の違いがあるから仕方ないのだが、スザクは結構厳しくて、時々、エッチなお仕置きをしたりする。
「…お仕置き、エッチなのだったら、されたいの?」
「や、やだ…お仕置きはやだ…」
結局、最後には気持ちよかったけど、お仕置きはやっぱり嫌だ。
胸の奥がいたくなるし、体だってちょっとつらい。
ぷるぷると首を振ると、「じゃあ、どうしてほしいの」と訊かれた。
「…優しく、して。いっぱい、…好きっていって…」
その言葉に答えるかのように、スザクはちゅっと唇にキスをくれた。
隙間から舌がいれられ、軽く絡ませられた。
「頼まれなくても、そうするつもりだけど…優しくするし、いっぱい好きっていうよ。…ねえ、ルルーシュ、大好きだよ。ルルは?」
ルルーシュは、同じように、最初はキスで答えを返した。
「…大好き」
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