黒うさぎルルたんの日記
黒うさぎ・ルルーシュの生活記録です。
時々小説形式もあったりします。
禁・無断転載/引用。禁・サ○ライズでお願いします。
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2007
俺の願いが通じてしまったのだろうか。
ユフィとナナリーはスザクに惨敗だった。
といっても…審査員は俺一人なので…俺自身、もしやスザクをひいきしてしまったのではないかという疑いはなきにしもあらずだ。
「…や〜、おにいさまといっしょにいるにゃ〜」
「わたくしもですわっ。ルルーシュがこっちの世界に残るなんて納得いきませんわっ」
しくしくと泣き崩れる二人は可哀想だけど…でも、決まってしまったことは仕方ない。
二人の肩を抱き、頭を撫でて慰めていると、スザクは「よかったらここに一緒にすめば」ととんでもない提案をしてきた。
「まあっ本当ですかっ」
さっきまで、親の敵を見るような目で見ていたくせに、ユフィはにこにこしながらスザクにすりよる。
スザクの奴もニコニコしてて…あいつ、基本的に小動物が好きみたいだから、子猫と子犬姿の二人に甘くなってるんだ。
「スザクっ! それ浮気だぞ! 浮気したらどうなるかわかってんだろうなっ!」
「え!? う、浮気なんて…そんなっ…。僕はルルーシュ一筋だよっ」
慌てふためいて言うけれど…どうだか。
俺は冷ややかな目を向けた。
う…でも、俺、どうしちゃったんだろう。
妹たちとスザクが仲良く(なったかどうかは微妙だが)しているのは、本当はいいことのはずなのに…。
それなのに、どうしてこんなにイライラしてしまうんだろう。
あんなに俺のこと好きだっていってたくせに…俺以外の人間をかまってるのがすごくむかつく。
ユフィとナナリーの今の姿は、可愛い小動物。
今の俺は人間姿。
結局、キスに契約の意味はなかったんだろうか。
もし…なかったとして、スザクが今、俺の前で二人にキスなんてしようものなら殺してやる。そう思った。
ウサギ姿の俺を見て「可愛い」を連発してたし、迷いもなくキスしてきたし。
ありえないことじゃない。
考えてみたら、人間の姿って不便だ。
外出は出来るけど…ウサギだった時みたいに、スザクは俺を膝にのせたりしないし、かまってこない。
結婚の約束をしたはずなのに、ウサギ姿でそんな約束もしていなかった頃の方が、スザクが近かったような気がする…。
「ルルーシュ?」
「おにいさまっ?」
「どうなさったの、ルルーシュ?」
三人三様、それぞれが訊いてくる。
実は気が合うんじゃないのか、この三人。
そう思ったら、余計に気分が沈んできた…。
人間の姿で、こんいんとどけはまだ出してなくて…それで、スザクともっと近くにいようとしたら…。
「…スザク、えっちしよう」
「え!? いきなり、どうしたんだい?」
いきなり…って、いきなり襲ってきたのはお前の方じゃないか!
何今さらそんなこと言ってるんだよ!
俺はむっとする。
横では、ユフィとナナリーがぽかんと俺を見つめていた。
「…さっき、しようとしてたくせに。今更、なんで嫌がるんだよ」
「い、嫌がってるんじゃなくて…今はその…、だって、彼女たちがいるし」
スザクの言うことは正論だ。
頭の奥にいるまともな俺は、うんうんと頷いていた。
だが、感情に突っ走ったもう一人の俺は、その言葉を聞き、ひどくイライラした。
「お前っ! 本当は俺と結婚なんてしたくないんだなっ! それなら俺にだって考えがあるからなっ」
ユフィとナナリーはスザクに惨敗だった。
といっても…審査員は俺一人なので…俺自身、もしやスザクをひいきしてしまったのではないかという疑いはなきにしもあらずだ。
「…や〜、おにいさまといっしょにいるにゃ〜」
「わたくしもですわっ。ルルーシュがこっちの世界に残るなんて納得いきませんわっ」
しくしくと泣き崩れる二人は可哀想だけど…でも、決まってしまったことは仕方ない。
二人の肩を抱き、頭を撫でて慰めていると、スザクは「よかったらここに一緒にすめば」ととんでもない提案をしてきた。
「まあっ本当ですかっ」
さっきまで、親の敵を見るような目で見ていたくせに、ユフィはにこにこしながらスザクにすりよる。
スザクの奴もニコニコしてて…あいつ、基本的に小動物が好きみたいだから、子猫と子犬姿の二人に甘くなってるんだ。
「スザクっ! それ浮気だぞ! 浮気したらどうなるかわかってんだろうなっ!」
「え!? う、浮気なんて…そんなっ…。僕はルルーシュ一筋だよっ」
慌てふためいて言うけれど…どうだか。
俺は冷ややかな目を向けた。
う…でも、俺、どうしちゃったんだろう。
妹たちとスザクが仲良く(なったかどうかは微妙だが)しているのは、本当はいいことのはずなのに…。
それなのに、どうしてこんなにイライラしてしまうんだろう。
あんなに俺のこと好きだっていってたくせに…俺以外の人間をかまってるのがすごくむかつく。
ユフィとナナリーの今の姿は、可愛い小動物。
今の俺は人間姿。
結局、キスに契約の意味はなかったんだろうか。
もし…なかったとして、スザクが今、俺の前で二人にキスなんてしようものなら殺してやる。そう思った。
ウサギ姿の俺を見て「可愛い」を連発してたし、迷いもなくキスしてきたし。
ありえないことじゃない。
考えてみたら、人間の姿って不便だ。
外出は出来るけど…ウサギだった時みたいに、スザクは俺を膝にのせたりしないし、かまってこない。
結婚の約束をしたはずなのに、ウサギ姿でそんな約束もしていなかった頃の方が、スザクが近かったような気がする…。
「ルルーシュ?」
「おにいさまっ?」
「どうなさったの、ルルーシュ?」
三人三様、それぞれが訊いてくる。
実は気が合うんじゃないのか、この三人。
そう思ったら、余計に気分が沈んできた…。
人間の姿で、こんいんとどけはまだ出してなくて…それで、スザクともっと近くにいようとしたら…。
「…スザク、えっちしよう」
「え!? いきなり、どうしたんだい?」
いきなり…って、いきなり襲ってきたのはお前の方じゃないか!
何今さらそんなこと言ってるんだよ!
俺はむっとする。
横では、ユフィとナナリーがぽかんと俺を見つめていた。
「…さっき、しようとしてたくせに。今更、なんで嫌がるんだよ」
「い、嫌がってるんじゃなくて…今はその…、だって、彼女たちがいるし」
スザクの言うことは正論だ。
頭の奥にいるまともな俺は、うんうんと頷いていた。
だが、感情に突っ走ったもう一人の俺は、その言葉を聞き、ひどくイライラした。
「お前っ! 本当は俺と結婚なんてしたくないんだなっ! それなら俺にだって考えがあるからなっ」
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