黒うさぎルルたんの日記
黒うさぎ・ルルーシュの生活記録です。
時々小説形式もあったりします。
禁・無断転載/引用。禁・サ○ライズでお願いします。
コメント頂けるとすごくうれしいです♪
2007
「…はああ~」
思わず盛大なため息をつくと、すぐ側でそれを見ていたセシルが心底嫌そうな顔で「なあに? 私の幸せまで逃げちゃうからやめてよね」とさりげなくひどいことを言う。
物腰柔らかで、美人なセシルは顔に似合わず、言うことはスパイシーだ。
普段なら、先輩をたてるのがスザクの心情だが、今日はそんなことを言っている余裕はなかった。
ひどくやさぐれた気分で、
「今時、そんなこと言うなんて古いですよ。大体…ため息つかなくたって、逃げる時は逃げるんです」
「まあ、今日のスザクくん、ちょっと不良だわ」
「ほっといてください…」
そう…いっそのこと自分なんて世界にたった一人、寂しく取り残されたらいいのだ。
可愛いルルーシュにあんな顔させて…あげくのはてに泣かせてしまって…。
(僕って最低…)
その理由が、まったくもって、勝手な理由なのだから、どうあっても自分を許すことが出来ない。
ルルーシュのことが好きで、襲ってしまいそうになるから避けてる、だなんて…そんなこといえるはずがないし…。
馬鹿正直にそんなこと言ったら、きっとルルーシュはスザクのことを軽蔑するだろう。
うじうじと机に突っ伏していると、その背中をバン!とこの上なくいい音をさせてセシルがはたいた。
「…うっ…」
細腕なのに意外と力強いのは、さすがは軍人といったところだろうか。
強くはたいたその手で、スザクの癖毛頭を優しくなでながら、
「しゃきんとしなさい、スザクくん。そんなふうにダラダラしてたら、実る恋も実らなくなるわよ」
「え…恋…って…」
「あら、恋煩いでしょう? あなたくらいの年頃の男の子がうじうじしてるのは、お財布を落とした時か、恋に悩んでいる時からどちらかじゃない!」
思わず盛大なため息をつくと、すぐ側でそれを見ていたセシルが心底嫌そうな顔で「なあに? 私の幸せまで逃げちゃうからやめてよね」とさりげなくひどいことを言う。
物腰柔らかで、美人なセシルは顔に似合わず、言うことはスパイシーだ。
普段なら、先輩をたてるのがスザクの心情だが、今日はそんなことを言っている余裕はなかった。
ひどくやさぐれた気分で、
「今時、そんなこと言うなんて古いですよ。大体…ため息つかなくたって、逃げる時は逃げるんです」
「まあ、今日のスザクくん、ちょっと不良だわ」
「ほっといてください…」
そう…いっそのこと自分なんて世界にたった一人、寂しく取り残されたらいいのだ。
可愛いルルーシュにあんな顔させて…あげくのはてに泣かせてしまって…。
(僕って最低…)
その理由が、まったくもって、勝手な理由なのだから、どうあっても自分を許すことが出来ない。
ルルーシュのことが好きで、襲ってしまいそうになるから避けてる、だなんて…そんなこといえるはずがないし…。
馬鹿正直にそんなこと言ったら、きっとルルーシュはスザクのことを軽蔑するだろう。
うじうじと机に突っ伏していると、その背中をバン!とこの上なくいい音をさせてセシルがはたいた。
「…うっ…」
細腕なのに意外と力強いのは、さすがは軍人といったところだろうか。
強くはたいたその手で、スザクの癖毛頭を優しくなでながら、
「しゃきんとしなさい、スザクくん。そんなふうにダラダラしてたら、実る恋も実らなくなるわよ」
「え…恋…って…」
「あら、恋煩いでしょう? あなたくらいの年頃の男の子がうじうじしてるのは、お財布を落とした時か、恋に悩んでいる時からどちらかじゃない!」
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