黒うさぎルルたんの日記
黒うさぎ・ルルーシュの生活記録です。
時々小説形式もあったりします。
禁・無断転載/引用。禁・サ○ライズでお願いします。
コメント頂けるとすごくうれしいです♪
2007
情事の後。言ってることは18禁?
「ルルーシュ、まだ機嫌直らないのかい?」
「…別に! 機嫌なんて悪くない!」
腕の中の恋人が、ぷりぷりと怒っている。
怒っていても、それでも、スザクからは離れたくないらしい。
強がっているけれど、本当に寂しがりやなんだと思う。
ルルーシュはスザクの腕枕に頭をのせながら、豚の形をした小さな枕で顔を隠している。
ルルーシュが半うさぎの子供の姿の時に、スザクが買ってあげたものだ。
いいにおいのする黒髪に、そっとキスをする。
ぴくん、と肩が揺れる。
こっちを向いてくれたらいいのに、と思うが、きっとルルーシュは恥ずかしくてこっちを見れないのだ。
「…ねえ、ルルーシュ? さっきのもう一回言ってくれる?」
「…さっきのって…?」
顔は見ない、知らない!といいながらも、こちらの問いには生真面目に答えてくるのが可愛い。
スザクは耳元で、小さな声で言った。
「さっき言ってくれたでしょ? お―――ん、触ってって、さ」
「…な…」
思わずといった様子で顔をあげたルルーシュは、トマトのように真っ赤な顔をしていた。
小さな声でだけれど、はっきりと、いやらしい言葉を言ってくれたルルーシュ。
まさか、本当におねだりしてくれるとは思わなくて。
だから、言ってくれた時には、あまりのことにびっくりしてすぐに反応できなかった。
それが、ルルーシュをひどく怒らせてしまったのだが、終わりよければ全てよしだ。
「ね、もう一回」
「や、やだっ! 絶対、ヤダ!」
ぷるぷると頭を振る。
そこまで嫌がることないのにな、と思う。
でも…。
(…すごく可愛かったから、諦めきれないよねえ)
ルルーシュはこう見えて、快楽に弱いから…いっぱいに蕩けさせて、何も分からなくさせて、そして…という手もある。
それなら…もっとエッチなことも言わせてしまおうか。
なんだかワクワクする。
「…あっ…」
「どうかした?」
腕の中の身体が、ぴくんと震えた。
訊ねても答えは返ってこない。
「ああ…」
スザクはぴんときた。
きっと、さっきの名残が出てきてしまったのだろう。
何しろ、一度では気がすまなくて、何度も中に出してしまったから。
スザクはルルーシュの頭の下から腕を引き抜き、ひょいと起き上がる。
一瞬、寂しそうな顔をするルルーシュの頬を優しく撫でながら、
「もう一回、一緒にお風呂、入ろうか? 今度は、ちゃんと洗ってあげる」
「………ちゃんと?」
「そう、ちゃんと」
疑わしそうな視線を投げてくるルルーシュに、スザクは人のいい笑みを返す。
ちゃんと。
そんなに期待されてるなら…。
本当にちゃんとしなくちゃね?
二人の夜はまだまだ長いのだ。
「お仕置き」終わり。
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