バイト

お題はまたまたお休み。ルルたんのひとりごとです。

シュナイゼル兄様と契約を結んでいるあのめがねから電話があった。
スザクの留守中を狙ってだから、もちろん俺宛にだ。

スザクは過保護で、留守中の電話は一切出るなとか言う。
自分との連絡は携帯のメールがあるから大丈夫（…俺はパソコンのメールなんだけど）というが、緊急の場合とか困るし…。
それに、やっぱり声が聞きたいし…。

多分、スザクは俺が皇子で電話に出られると思ってないからそう言うんだろう。だから、俺は普段から積極的に電話に出るようにしている。

話がそれたけど、めがね―名前はロイドという―の用件は、なんと、俺にバイトを斡旋する、ということだった。

バイト。
こっちでの学歴がないからなかなか見つからないうえに…スザクはバイトなんてする必要ないって言うから、全然決まらなかった。

めがねのところ…ってことは、スザクと同じ職場だ！
公私混同するのはよくないけど…ちょっと嬉しい。
スザクの軍服姿好きだし。それなら、毎日一緒に出勤できるのかな。
当直の日も…もう一人で待ってる必要もなくなるかもしれない。

同じ職場だったら、スザクだってきっと文句は言わないだろうし。
考えてみようかなあ。

でも…職種が…。

シュナイゼル兄さまの秘書、というのが…。

それって、ただの話相手なんじゃ…？
シュナイゼル兄さまは、話があちこちに飛ぶから、疲れるんだよな…。