びっくりした時に…

今日は朝から天気が悪くて…。
スザクはもちろん早くから出かけたから、いつもの通り、俺一人で留守番をしていたわけだが…。
雷が鳴った時には本当にびっくりした！

…スザクには、もちろん内緒だが、俺は…雷はちょっと…苦手なんだ。
いきなりぴかっと光るのも駄目だし…音が大きいのも苦手。

べ、別に「恐い」っていうわけじゃないぞ！
ただ、大きい音が苦手なだけで…。
それに、今は半うさぎ状態だから、聴覚が普通よりもよくなっているんだ。
そう、そのせいだ！
それがなかったら別に…。

その後は雹も降ってくるしで…窓にあたってすごい音するからどうなるかと思った。

ゲームもネットも、なんだか集中できないし…。

そんな感じで落ち着かない時を過ごしていたら、昼くらいにスザクが「今日は早退してきたよ」と帰ってきてくれた。

俺のことが心配だったから、って…。

べ、別に「恐い」なんてメールも送ってないし、電話もかけてないし…。
なのに、スザクは本当におせっかいで、気をまわしすぎで…だけど…
すごくいい奴で…。

俺はちょっとだけ嬉しかった。

だから…思わず抱きついてしまったのは、嬉しいからで、恐かったからじゃないんだからな！