二股…？

ミレイさんにただならぬものを感じるルル？

お使いめんどくさい…。

ヒマでヒマでしようがないルルたん。

バイト 二日目 その２

めがねは、やっぱりいいかげんだった。
シュナイゼル兄さまに、あいつのことを話したら、「ロイドはただの味音痴だよ」だって！

もともとは、めがねがセシルさんの料理をほめたことがきっかけだったらしい！
ってことは、セシルさんは、めがねのことがすき…？
ちょっと趣味悪い…、けど、安心した。

だって、それなら、セシルさんにとって、スザクはただの後輩でしかないんだから。
色目を使われることもないから安心だ。

よくこういう職場では、将来有望な男をあらかじめチェックして、落とそうとする女がいるらしい。
スザクはまだ若いし、将来も…多分有望だから、目をつけられたら困る。

ああ、それにしても。

兄さまは、お礼状をため過ぎだ。
昨日、さんざんおどしたから、さすがに兄さまはまともな仕事をまわしてくるようにはなったけど…。
一年前の手紙の返事をかけって…。

「ルルーシュのために、とっといたんだよ」なんて笑ってるけど、そんなことはありえないだろう…。

兄さまは、人間界のこと、俺よりも分かってない気がする。

バイト 二日目 その１

実は、今日、めがねのこともちょっと見直した。

セシルさんは、今日もあの殺人的なおにぎりを作ってきたのだ。
俺もすすめられたけど、「日本食はアレルギーのせいで食べられない」と断って、なんとか逃げた。
（ものすごく苦しい言い訳だと思ったんだけど…なぜか信じてもらえた）

スザクは食べようとしたけど、やっぱりあれは体によくないと思う。
だから、ちょうど食べさせようとした時に、「シュナイゼル兄さまが呼んでるから」と嘘をついて、救出したんだ。

残されたのはめがねただ一人。
めがねは、平然とした顔で、あの殺人おにぎりを三個も平らげたんだ！

あいつ…いいかげんそうなのに、部下思いのところがあったんだな。
セシルさんが傷付いちゃいけないと思って…。

今度は、目の前で食べないまでも、その場ではもらっておいた方がいいだろうか。

それにしても、スザク。
助けてやったのに、「あんなことしちゃ失礼だよ。お仕置き」って…。
俺は、お仕置きされるようなことしてないのに…。

何回もキスしたから、唇が腫れちゃったじゃないか…。

アルバイト初日 その4

ところで、仕事はヒマだ。
シュナイゼル兄さま、本当に仕事してるんだろうか？
チェスの相手と、ヨタ話の相手と…今日は、俺が初日だったから気を使っているんだろうか？
あまりに頭にきたので、ちゃんとした仕事をくれないならもうバイトにこない！とおどしてやった。
最初に、向こうも俺をおどしてきたんだから、おあいこだよな。

今日はスザクも夕方で終わりなので、二人で夕飯の買い物にいく約束をしている。
なんだか、デートみたいで楽しみだ！

（９月２５日分は、アルバイト初日その１からその４までで、計４つの記事があります）

アルバイト初日 その３

ちょっと反省…。
さっき、セシルさんのおにぎりをスザクがもらうところを目撃して、逆上しちゃったけど…。
あれは、もう…ひどいものだった…。
日本人は慎ましいから、先輩からの杯は断れない。
あれと一緒だ。
あ、あの味は…もう思い出したくない…。
スザクはえらい。あの攻撃に、毎日たえてるんだから。

だから、ランチの時には、ちょっとサービスしてあげた。
食べさせてあげたり、あとは…。
職場じゃなければ、もっといろいろできたのに！
（↑　この人、何をする気だったんでしょう？　みなさんのご想像にお任せします）

アルバイト初日 その２

スザクの浮気者！

あいつがあんなに女ったらしだったなんて、見損なった！
ルルが一番だよ、とルル以外目に入らない、ほかはかかしと一緒だ、とかうまいことばかり言って…。

信じてたのに、それなのに、あいつ…先輩のセシルさんにおにぎりもらってた…。
手作りのおにぎりもらうなんて…。
手作り料理っていうのは、相当親しい相手じゃないとあげないはずだ。
男は胃袋から落とすものっていうし。
そんな女の策略にまんまとひっかかるなんて！

明日は早起きして、俺がおにぎり作ってやるんだから！